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隣国(3)

「へ~、驚いたわね、まさか第4位まで装備出来るなんて・・・」


俺やルリ、爺さんも同じ階位までの武具を扱えるようだった。

第5位の武具になると、急に巨大な重りがついているかのように扱い難くなり、それ未満だと逆に不自然なくらい軽く感じるのだ。


「趣味が良いとは言えないけれども、助かりそうなものばかりね。」


ルリは既に女性ものの少し派手なワンピースに似た服の上から純白の胸当て、足にも同じような純白の防具が付けられている。無論、純白の光を発するはただの金属では無い。それは魔法伝導率の高い特殊で貴重な金属である。更に腰にある青藍の鞘に入るは魔法剣だ。


「コウ殿。私にまでこのような武具をお貸し下さるとは心より感謝致します。」


爺さんは漆黒の礼服に身を包んでいた。その布自体は様々な防御性能を上げる効果があるがレベル適正は3位である。第4位の防具もあったが、礼服は爺さん自身の強い要望によるものである。何かしらの拘りを持っているようである。そのためか、武器も槍剣ではなく腰の高さぐらいはある棒状の魔法杖を選択した。きっとステッキの変わりだろう。


「一体どこから何から突っ込んでいいのやら・・・見た感じ、相当な装備に見えるが、お前たちはもしかして何処かの大富豪か高位の冒険者なのか?」


「何を言っているんだ?普通の旅人だよ。」


「いや・・・一番おかしいのはお前だが・・・そんな旅人、私の知っている限りではいないぞ。」


ヘンゼルが疲れた目で見た先には、顔以外の身体を深い黒いの布で覆い、手には先ほどの杖までとはいかないまでも、透明な硝子のような杖を握っている。当然、ヘンゼルもそれがただの硝子でないことは察しがついている。


「やはり目立つか?」


「私は、皆様良くお似合いだと思いますが。」


「確かに人目を引くが、旅人ではなく冒険者と名乗れば問題無いと思うぞ。そもそも冒険者の格好など千差万別だからな。道化師のような格好をした奴までいるほどだ。」


それは一体どういった装備だろうか。とても気になる発言である。


「ねぇ、一つよろしいかしら?」


「私たちは無事に王国を脱することが出来たのだけれども、貴方方はこれからどうするおつもりですか?もし言いづらければ良いのですが・・・・」


その質問は返答に困るものであった。


「どうするって・・・・そうね。どうしようかしら。」


「ふむ。最初の目標を達成したのは間違いありませんな。」


2人は困ったような顔で何故かコウに視線を送る。わざとだろうか。何やら試されているような気がするが、


「そうだな。とりあえずは近くの街まで行って、宿屋で身体を休めた方がよくないか。疲労も溜まってるし皆もつかれているだろう?今まで逃げてばかりだったからな。」


「そうよね。大いに賛成だわ。それに大切な約束もあることだし。」


ルリは何やら微笑みながらユーリアの方を見ている。

彼女の表情に何かを察し、ユーリアも微笑みで返した。


「ふふっ、そうでしたわね。出来ればお茶が飲めるような場所が良いと思いますよ。せっかくの縁ですから私たちもそこまでお供してもよいでしょうか?」


「ああ、勿論俺たちは大歓迎だ。」


皆が笑顔で同意すると、二人の楽しそうな笑顔を見守っていた爺さんが提案する。


「それでは早速ですが、まずは近くの人里まで行く必要がありそうですな。この中で道の分かる者は・・・・いないようですな。とりあえずは道に沿って行くしかないようですな。」


木々の隙間には細いが確かな道が続いていた。5人は少し軽い足取りでのんびりと道の先を歩いていく。

たまにこの小説読み直してみたら、結構面白いな(;゜Д゜)! この 『異世界なんてクソゲーだ!!(仮)』 って小説。 もとは著者が自身で楽しむためだけに書いていて、せっかくだから投稿するか、と言う軽い理由で投稿してきたが、改めて読んでみると毎回の展開が以外に・・・・

自画自賛(;´Д`)b乙

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