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隣国(2)

1章完結しているのに、推敲するのが面倒くさいという理由だけで文章をHDDに眠らせておくのもあれなんで、とりあえずあまり推敲せづに投稿していこうかな。


なので途中で矛盾とか起きるかも知れんが、『不完』よりはマシ・・・・だよね(´Д`;)

これはゲームのようにステータス画面から操作する訳にも行かなかった。

すると、何かを思い出したように手を叩いたルリがヘンゼルに問いかける。


「そう言えばヘンゼル、貴方強かったわよね。もしかして『スキル』や『職業』について何かしっているかしら?」


その問は俺たちが何も知らない不審者であることを彼女らに伝えるような質問である。ずっと命を狙われておた俺達にとっては綱渡りに近い発言である。

しかしルリはここまでの道中に彼女らが信用に値する者だと判断したらしい。


「職業変更にスキルだと?そんな事を知りたいなんて、お前たちは一体どこから来たんだ?」


不思議そうにこちらを見ていたヘンゼルだが、ルリの真剣な表情に気が付くと真面目な顔で話しだす。


「・・・そうだな。例えば冒険者の場合、無職から始まり剣で戦えば剣士、魔法の練習をしてそれで戦えば魔術師と言われる。そして戦う毎に経験則から新しい技を学んで行き、回りや自分からその職業を名乗ったり呼ばれるのが一般的だ。スキルの関しては誰かに教わり伝授されたり、本で学んだりして使えるようになる。」


「あら、私たちの知っている方法と大分違うようね。どうすれば良いのかしら。」


俺たちはステータス画面から項目を『選択』することによってポイント割り振りスキルを習得していく。勿論、今の俺たちの目にそんな画面は見えない。見えていたらどんなに楽だったことか。


「そうか!!今の俺たちのステータスが分からないなら・・・・ちょっと試してみるか。」


コウは周りの不思議そうな視線を一切気にせず、はやる気持ちを抑えながらポケットに手を入れると、ひと振りの『杖』と『巻き物』を取り出した。

その杖はコウの身長と同じぐらいであり、細長く先が尖っており、青い宝石の様に輝いている。杖の上部には硝子のように煌く薔薇のような粧飾が絡みついており、さらにその薔薇が数個の煌く玉を包み込んでいた。

誰が見ても一目でとてつもなく高価なものだと分かる一品であり、それをコウが空中で手放すと不思議なことに触れないでも地面に直立に立つ。


「なっ!?な、なんだそれは!それに一体どこから出した!」


「あら、なんて美しい杖なのかしら。」


近くで誰かが唾を飲み込む音がした。それほどまでにその杖は神秘的で高貴な雰囲気であるのだ。

執事姿の爺さんも眉を釣り上げ険しい表情でそれを凝視している。


「あなた、それ・・・『位』はいくつなの?」


「『地位階』だ。」


「えっ嘘でしょ!?」


「ほぉ・・・これはこれは・・・・」


コウの言葉で驚くルリと爺さん。ルリはあまりの言葉に口を空けたまま呆けるように固まったまま動かない。

そんな状況について行けないものが二人いる。


「へ、ヘンゼル、『地位階』ってなんなの?」


「いや・・・分かりません。確か『位』には『第10位』から『第1位』までしか存在しないはずですし・・・そもそも『第5位』よりも上など神話やお伽話しの存在です。」


問われたヘンゼルも分からずに困る。当然である。『地位階』などという単語を聞いたことすらないのだから。

コウは聞こえてきた二人の会話から、どうやらこの世界にも『位』は存在すると察する。

元の世界においては、全ての武具・道具はそれに見合った強さや貴重度によりランク付けが存在する。一番下は『第10位』から上は『第1位』までが普通の基準である。ただ、それは少し古い基準である。その後に実はさらにその上、『地位階』『異位階』『神位階』の存在が確認されているのだ。この3つの階位に関してはゲーム内でも情報が噂程度でしか広まっておらず、ほとんどの者は実物を見たことがないのが現状であった。


「・・・貴方、そんなものを使ってどうする気かしら?王国を滅ぼすつもり?」


「ふむ、それが本当に我々の知っている『地位階』であるなら十分可能でしょうな。」


二人の言う通りである。『地位階』相当は現実の理さえ歪める秘宝である。国の一つちゃ二つを吹き飛ばすことなどぞうさもないであろう。俺はその杖を手で握りしめ、魔法を発動しようとする。


「んっ!?」


しかし、杖自体が巨大な木にでも触れているように全く動かなかった。


「やはりダメか。」


以前に試した時もそうだったが、自身に合わない武具は使えない。それを見ていたルリが納得したように言う。


「なるほどそういうこと。武器のレベルで自分のレベルを知ろうとしたのね。面白い発想ね。」


「あぁ、俺は下位の武具などの個数は少ないが一応一通りのモノは持っているからな。大体が換金用に持っていたものだから実用性より装飾重視のものだけれども、片っ端から試していけば自分にあったレベルのモノがどの程度か分かると思ったんだ。」


大体の武具はレベルに比例して装備出来るかどうかが決まっている。つまり上から順番に武具を装備していき、装備出来た武具の強さと自身のレベルが同等であるはずだ。しかし、これはジョブに大きく左右される問題も含んでいる。無論、高レベルの剣士は低レベルの魔法具しか扱えないし、魔術師が高レベルの剣を振るうことなど出来はしない。つまり、本当に目安ですいかないし、知らないよりマシというレベルである。

言っておくが、パクってはないよ(´Д`;)

コメント欄とかに 「また『なろう系』のパクリかよ!」 とか言われても著者は一切感知しないのだよ。

いや・・・本当・・・・パクってないぞ!!!!(`・ω・´)

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