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【更新不定期化】AllFreeOnline~才能は凡人な最強プレイヤーが、VRMMOで偽善者を自称します~  作者: 山田 武
偽善者と生命最強決定戦 十三月目

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偽善者とお仕置き

イメージできる方は、イメージしてください(微工口?)



 第五試合終了後、俺はドMを連れて誰も居ない個室へ移動した。

 魔法で外界との干渉を拒絶し、外部からの侵入をいっさい拒む部屋に作り変えておく。


 そして、俺はそんな部屋の中で──



「この、クソ野郎が! いつまで経っても学習しないのか、お前は!」


「あひんっ! す、すまぬ……」


「ハッ? すまぬ? ごめんなさい、だろうがよ!」



 サッカーボールを蹴るように、目の前で揺れる桃にシュートを決める。

 しかし微動だにせず、桃は不動を貫く。

 ……体は動いていないが、代わりに小刻みに震えている。



「ご、ごめんなさい……」


「分かればいいんだよ、分かれば。テメェみてぇなドMは、こうして体に刻んでやらねぇとなぁんにも学習しねぇなっと!」



 四つん這いで悶えるソレの背中に座る。

 勢いよく尻を付けたので、その衝撃はモロにソレへ響く。



「ぐふっ! ご、ごめんなさい」


「チッ、ごめんなさいごめんなさいってうるせぇな。それしか言えねぇのかよ」


「これは主様が命じたのでは──!」


「誰が発言の自由を許したんだよ。俺の求める言葉を言うのは構わねぇが、それ以外の言葉を言うんじゃねぇ、よ!」


「けほっ」



 横に座り、ブラブラと彷徨わせていた足を使って腹に蹴りを入れる。

 息が漏れる声が聞こえるが……それ以上に荒い息が聞こえてくる。



「何が本気は出さないだ。何が高みを知れだよ。生物最強だった? 寝ぼけたことは夢の中だけにしろ。テメェは俺の玩具(オモチャ)、そんな過去今さら引き摺ってんなよ」


「…………」


「黙るんじゃねぇよ!」



 言っている俺ですら、さすがにこれは理不尽ではないだろうかと不安になる。

 だがそれ以上に、心に灯された紫色の情欲が興奮を生み、どこまでも俺を非道になれるようにしてくれた。



「カハッ……!」


「黙ってんなら、もう終わりだよな。反省したってことだよな? それなら、もう俺はテメェのことはどうでもいいし、さっさと眷属たちを愛でに──」


「ぬ、主様! 待ってほしい!」


「……テメェ、誰にモノを言ってんだよ」


「仕置きを……仕置きを所望する! もう、これ以上罪を重ねぬよう、主様の手で儂を裁いてほしい!」



 ドMの説得力0の発言に、俺の嗜虐心がそそられる。

 このやり取りは何度かしているが、反省しても(あえて)学習しないドMをいったいどう裁こうか……。



「──いいぞ。なら、裁いてやるよ」


「ほ、本当かのう!?」


「ああ、本当だ。テメェも眷属の一人、だからこそ俺は愛の鞭を打つんだ」


「愛の……鞭……」



 鞭の方を強調している時点で、コイツはもう救いようがなく壊れている。


 これって、もともとの性格なんだろうか?

 眷属にした当初に確認はしておいたが、初体験で興奮して病みつきになったとしか、俺には理解できなかった。



「おら、さっさと立て」


「う、うむ……」


「そこで壁に手を着いて、尻を突きだせ」


「こ、こうかのう?」



 女性らしい肉付きの良い桃が、強調されるように俺の目の前へ突きだされる。

 期待するようにそこから生えた龍の尾も、ふりふりと揺れているが無視を貫く。


 期待する眼差しを隙間から向けてくるが、気にせず“空間収納(ボックス)”からある物を出す。



「目を閉じろ。それと、魔道具を目の周りに付けるからじっとしていろ」


「う、うむ……こ、これは!」


「黙れ、お前に発言権はねぇんだよ。それは俺お手製の魔道具の一つ『遮光の柔面』──要はアイマスクだ。いっさいの光を眼球まで通さない」



 なのでドMがどれだけ目に魔力を籠めて強化しようと、視覚を通して情報を得ることはできない。

 それに、そもそもドMは抵抗していないのだからどうしようもないだろう。


 耳元まで近づき、小さな声で優しく呟く。



「お前は俺が何をするのか、眼で見ることができなくなった。耳で聞き、体で直接しらなきゃならないわけだ……そうすれば、お前は身を以って反省するだろう?」


「あ、ああ……」


「減らず口を叩きそうな口も、今の間に塞いでおこうかな? ほら、少し口を開け」



 ゾクゾクと体を震わすドMは、言う通りに口を開く。

 両端の紐が付いた穴だらけのボールを口に噛ませ、言葉を発せられないようにする。

 常時開口しているため、涎が垂れるわけだが特に気にしない。



「フー、フー!」


「さて、俺は何をすると思う? ああ、念話で伝えようと無駄だぞ。完全にカットしているから俺には届かない」


「フー!?」


「……まあ、そんなわけだ。俺はナックルを木端微塵に破裂させろ、なんて指示をした覚えは一度としてない。アイツはプレイヤーの中でも、俺が気に入っている逸材。俺やお前みたいに代わりがいくらでも居る有象無象と違って、オンリーワンなんだぞ。それを、お前は……」



 ナックルのメンタルケアはすぐに行った。

 トラウマにはなっていなかったし、むしろ目標ができたと楽しそうでもあった。


 ……だが、それはやり直しが選択できるプレイヤーだからこその感想だ。

 自由民が今回と似た状況に陥り、ソウがもし同じことをしたなら……高確率でトラウマに陥るだろう。



「放置プレーってのでもいいんだが、それだとつまらないからな……というわけで、お前への罰はこれだ」


「フー、フー、フー……フッ!?」


「絶妙なタイミングで、触ってやる。スキルも本気で使ってやるから、敏感な部分に触れるんだろうな……生殺しがいつまでも続くわけだが、いつまで耐えられるかな?」


「フ~~~~ッ!?」



 時間を加速させた空間の中、俺たちの楽しいお仕置きごっこは進んでいく。

 誰も居ない二人っきりの空間に、女性の荒い息だけが木霊していった。




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