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【更新不定期化】AllFreeOnline~才能は凡人な最強プレイヤーが、VRMMOで偽善者を自称します~  作者: 山田 武
第〇二章 過去は可変と簒奪し嗤う

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02-15 武具創造【暴食・節制】

修正しました(2018/10/22)

新作追加で長文となっております



 町の中をかなり駆け巡り、大通りに並ぶ出店はコンプリートしたつい先日。

 曜日限定で出す店や、店主のノリで開くか決める店、プレイヤー同士で代わりながら開くのでいつ出すのか分からない店など……凄く時間がかかった。


「その間もちゃんと別の店で買ってたから、だいぶ気に入られたけどさ」


 そりゃあ、毎日のように金を湯水の如き勢いでジャブジャブ使っていくお大臣だ。

 自分で言うのもなんだが、イイ金蔓として大切に扱われていたのだろう。


「お金の力って怖いよな。現実(リアル)じゃモブでしかない俺が、人気者になるなんて……」


 うん、悦とかは無いから。

 目がギラギラしていた気がするし……恐怖ものだぞ、欲望に塗れた視線って。


「主人公たちって、実際こういう視線の中で生きていたのか……精神耐性とか、そういうスキルを持っていたのか?」


 男からの羨望や憎悪、女からの恋慕や激情など──俺じゃあ耐えられないな。

 そりゃ男の子だし、女の子に嫌われたくないとは思っているが……現実はいつだって残酷なわけで。


「ハァ……まあ、これで終わりだからいいんだけどさ」


 各店の店主にもその辺の事情はちゃんと伝えておいたので、金蔓については諦めもついているだろう。

 ……そのうち隠れて、どうなっているかの捜査ぐらいするけどさ。


  ◆   □   ◆   □   ◆


「うーん……可能なのか?」


 創造の練習を重ねた結果、この終盤でついに二つのイメージを同時に生みだすことに成功した。

 集中に物凄く時間がかかるし、戦闘などでは使えないが……武具創造であれば有効的に活用が可能だ。


「残ったのは【暴食】と【節制】。いちおうだが、対となっているこの二つだ」


 万物を喰らう罪と、規則正しい美徳。

 浪費と自制、相対する二つの概念だが……だからこそ、そこにロマンがある!



「白と黒、光と闇、聖と邪。いつの時代も、ロマン主義者は相反する力の数々に心を奪われてきた。大罪と美徳は形式上対立しているが、実際に対となっているわけじゃない! ならば俺が、新たな理を生みだそうとしても何もおかしくないではないか!」



 まあ、実際のところおかしくはないが問題だらけなアイデアである。

 前例が無いとかそういうことではなく、純粋に魔力が足りないとかな。


「そっちに関しては、とっくに問題を解決済みだけど」


 大量の魔石を並べ、一度限りのブーストに用いることに。

 いつか必要になるかも、と思って暇な時にチマチマ溜めていてよかったよ。


「けどこれ、あまりに使う数が多いからまた作り直しだな。ったく、どれだけ魔力を使わなきゃ創造できないんだよ」


 魔力を溜め込めるアイテムを作っておこうかな? うん、それが良い気がしてきた。


 なんせ、数千の魔石が一度の創造で全部消費されるのだ。

 魔力を魔石の形で固定する作業が、少々無駄になっていたんだよな。



 閑話休題(とりあえずそうぞうだ)



 イメージは『思装の腹帯』が補正をかけ、明確なモノを用意できている。

 魔力はブーストを魔法陣がかけ、あとは発動だけの段階に来ていた。


 自分のテンションを底上げするため、意味の無い詠唱を行うことを決める。

 ……うん、『堕落の寝具(スー)』を創ったときの反省を生かせたよ。



「万物喰らう魔なる罪、秩序調和せし聖なる徳。対となりし二つの想いよ、我が声に応え現界せよ──聖魔武具創造クリエイト・カオスアームズ!」

(──“聖武具創造クリエイト・ホーリーアーム”、“魔武具創造クリエイト・イービルアーム”)



 世界は黒と白に塗り潰された。

 これまでのどの創造よりも凄まじく、すべてを破壊尽くす勢いで稲妻が荒れ狂う。

 まるで、この創造を想定していなかったナニカが最後の抵抗を……なんて、それこそ例の病気だな。


 とにもかくにも、二つ分の創造を一気に実行したためいつものエフェクトも二倍だ。

 昏い光と聖なる光が同時に空間の歪みから漏れだし、ゆっくりと中から俺の望んだモノが生成されていく。


「さぁ、目覚めろ──聖魔武具よ!」


 名前とは重要だ。

 さっきのアレな妄想に引っ張られている感が強いが、世界に定着させるには名前を与えるのがいいと何かで読んだ気がするし。




 そして、俺の手には二つの拳銃。

 それぞれ白と黒を基盤に、天使や悪魔を模したデザインが施されている。


「剣でもよかったけど、やっぱりロマンは二丁拳銃だよな」


 異論は認めるが、少なくとも俺ならこれにロマンを感じるぞ。

 実際にやっても失敗するだろうし、そもそも現実だと銃刀法違反だしな。


「さてさて、能力はどうなのかなーっと」


 デザインは満点、あとはその性能がどれだけのモノか調べるだけだ。

 ドキドキで震える体を沈め、二つの銃を調べてみると──


---------------------------------------------------------

聖魔銃[万餐] 製作者:メルス


聖魔武具:【暴食】 自己進化型

RANK:X 耐久値:∞


今代の【暴食】所持者が創りだした魔銃

[填秤]と二丁で一対の双拳銃

指定したモノを喰らう弾丸を生成し、撃ち抜いた対象から奪い取ることができる

弾丸は[填秤]と共有することも可能

また、この魔銃は意思を宿しており、攻撃や主以外の者を拒絶する


装備スキル

(自我ノ芽)(餓喰弾丸)(物喰弾丸)(形状変化)

(聖魔共合)(万喰空間)(双射成長)(?)……

---------------------------------------------------------

---------------------------------------------------------

聖魔銃[填秤] 製作者:メルス


聖魔武具:【節制】 自己進化型

RANK:X 耐久値:∞


今代の【節制】所持者が創りだした聖銃

[万餐]と二丁で一対の双拳銃

指定した事象を解放する弾丸を生成し、撃ち抜いた対象で実行することができる

弾丸は[万餐]と共有することが可能

また、この聖銃は意思を宿しており、攻撃や主以外の者を拒絶する


装備スキル

(自我ノ芽)(魔力弾丸)(暴食弾丸)(形状変化)

(聖魔共合)(万喰空間)(双射成長)(?)……

---------------------------------------------------------


「バンサンとテンビン……まあ、どっちも冠してはいるか」


 ネーミングセンスなんて、端から期待していないので気にしない気にしない。

 それよりも性能の方が重要だ。


「まずはこっち、[万餐]について」


 魔銃[万餐]は相手を物理的に喰らう弾丸ともう一つ、空腹状態にする弾丸を生成できるようだ。


 しかしこれ、まだ空腹システム的なモノが用意されていないプレイヤーには効かない。

 もちろん、こちらの世界の者であれば腹が減るので通用するが……いずれアップデートされたときにどうにかなるのかな?


「そしてこっち、[填秤]はーっと」


 聖銃[填秤]は魔力を弾丸にできるのと、[万餐]が喰らったものを弾丸にすることができるようだ。


 つまり現状では、物質か胃袋を満たすナニカを弾丸にして射出できるわけだな。

 ……ナニカって、何が籠められているんだろうか。


「今は二丁拳銃だけど、(形状変化)を使えばある程度大きさを調整できる。本当、銃マニアならチートと叫ぶ聖魔銃だな」


 これにて<大罪>と<美徳>のスキルによるすべての創造が終了した。

 最後を飾ったのは、ロマンである双銃。

 布団から始まって拳銃で終わる創造って、いったなんなんだろうか。


「<正義(ジャスティス)>? ああ、あれはまだだから」


 条件が満たされてないというか、特殊すぎてピーキーというか(意味不明)。

 まあ、できるようになったらいずれ挑戦してみるってことで。



双銃に銘が付きました

それでもこの先のアレは変わりませんし、銃とアレは繋がっていますが同一存在ではありません

ここら辺、分からない方は200話ぐらい読むと分かります

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