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【更新不定期化】AllFreeOnline~才能は凡人な最強プレイヤーが、VRMMOで偽善者を自称します~  作者: 山田 武
偽善者と飛ばされて終焉の島 前篇 六月目

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偽善者と『禁忌学者』 その03



「……で、ここは何処なんだ?」


『もうすぐ分かります』



 気絶から目覚めたリュシルが、ここを出る為にやらなければいけないことがあると言ったので、俺はどこかに案内されている。

 先程まで居た空間の奥にあった階段を降りて、長い長い廊下を歩いているのだが……歩いて十分経ってもまだ目的の場所に着いていない。

 一定間隔で置かれているランプの灯りも、何百と数えた気がするよ。



『――着きましたよ。この先に、この空間の結界を維持する番人がいます』


「つまりソイツを倒すまでは、リュシルはここから出れないってことか」


『……そう、なりますね』



 目の前には、巨大な門が聳えている。

 特に意匠などは施されていないが、内側からの衝撃に耐えてきました、と言わんばかりの損傷が少々気になる。



『――部屋に入った途端、門番は襲ってきます。ですが、部屋の外には出て来れませんので、危険だと感じたらすぐにこちらに戻って来てくださいね』


「ちなみに、門番ってどんな奴なんだ? 外に出て来れないなら、部屋の外から攻撃すれば倒せただろうに」


『そ、それはですね……』



 ここで、リュシルは言い淀み始める。

 目が宙を泳ぎ、手がわちゃわちゃと動いているのでよく分かった。



『じ、実はここの門番は私の作ったゴーレムなんです。それをシーバラスがちょちょっと細工して、門番にした……らしいです』



 そう言って、頭をコツンと叩いて舌ベロをペロッと出す……三で見たら殺意を覚えそうなポーズだが、リュシルがやるととても可愛く感じる。

 やっぱり、大切なのは誰がやるかだよな。



『それで、私の作ったゴーレム56号――通称マシュー――は、魔力を使った攻撃を全て吸収するシステムを搭載していまして……その方法は使えないんですよ。

 他にも――


・物理攻撃を九割カット

・精神攻撃完全無効

・状態異常完全無効

・属性攻撃効果無効

・地形効果完全無効

・高速自動修復


 ――等、色々な効果を搭載したんですよ……いひゃい(痛い)いひゃいへふよ(痛いですよ)へうふはん(メルスさん)


「やり過ぎだ。それはもうマシューなんて生易しい名前じゃない。立派な殺戮兵器だ」



 魔力は吸収されて、物理はほぼ無効。

 策を凝らそうとも、大体無効化されるし直ぐに修復する。

 ……それなんてチート?

 そりゃあ遠くから撃っても意味が無いワケだ……よく干渉できたな、神様。


 あまりの呆れに、頬を引っ張ってしまったが……本当に可愛い子は何をされても可愛いもんだ。

 実年齢が幾つであろうと、見える年齢が今の俺にとっての現実だ。

 人は見えないものは(幽霊系の事柄を除いて)大体気にしない。


 気にするものは、いつだって目に見えるものだ。

 道端に落ちている犬の糞。

 人は皆避けるだろう。

 だが、それが雨などによってその場所から離れた場合、人はそれを気にするだろうか?

 ――大体の場合は否だな。


 何故こんな話になったんだっけ……。

 ……そうそう、目に見えるもの話だった。 けど、やっぱりどうでも良いな。

 リュシルの実年齢が外見以上なのは、確定事項だし。



閑話休題(Yes,touch)



「……ハアッ。リュシルは武術系のスキルは持っていないのか?」


『私は研究職ですから、魔力を使うものばかりですね。護身術程度のスキルならありますが……さすがに、マシューを相手にするにはちょっと……』


「……今更だが、少し鑑定して良いか?」


『良いですよ。今妨害を外し「いや、そのままで良いぞ」……フッフッフ。本当に良いのですか? 分かりませんよ、ステータスが』



 視てやるさ――(鑑定眼)(神氣)発動!



~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

ステータス

名前:リュシル=デュール (女)

種族:魔人族 Lv250

職業:学究者 Lv55


HP:200000/200000[+266580]

MP:600000/600000[+4365900]

AP:100000/100000[+555390]


STR:6000 [+42840]

VIT:13000[+42840]

AGI:8000 [+42840]

DEX:15000[+42840]

INT:20000[+42840]

LUC:10


[眷軍強化]


スキル

Lv有り

(棍棒術)(短剣術)(投擲術)(魔闘術)(傀儡術)

(生活魔法)(大地魔法)(禁忌魔法)(契約魔法)

(魔纏化)(技能者の指先)(空間把握)(超解析)

(物理加速)(身体強化)(行動予測)(超級隠蔽)

(指揮)(全言語理解)(礼儀作法)(集団戦術)

(無詠唱)(連続魔法)(魔法強化)(魔力操作)

(魔力吸収)(異常無効)(環境耐性)(物理耐性)

(精神耐性)(環境耐性)(人族耐性)(魔族耐性)

(神邪耐性)(全属性耐性)


Lv無し

(種族限界突破)(人化)(魔爪生成)(魔視眼)

(神聖脆弱)(全魔法適性)


固有/伝説

<禁忌学者>:解析・生産等の集体スキル

\<千思万考>【森羅万象】【記憶再現:本】

(解析鑑定)(確率操作:研究)(結界魔法)……


個有

[スキル共有][経験共有]


[神代魔法]

\<集束魔法>:現象を収束させる

 <生成魔法>:イメージした物を生み出す

 <広域魔法>:事象の影響範囲を拡大する

 <連鎖魔法>:現象を連続して発生させる


〔祝福〕

〔(探求神の加護)(研究神の加護)

 (不明の守護)〕


〔呪縛〕

〔(義侠神の呪縛)〕


~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~



「なんか、こう……強すぎないか? [神代魔法]も何個か持っているし」


『メルスさんの眷属になってから、個有スキルとして認定されたんですよ。今のこの状況も、ステータスを司る神に見られているん、です、ね……というか、視れたのですか?!』


「うん、バッチリ」


『……本当に視れたのですね。私のステータスの隠蔽には<禁忌学者>が使われていますので、超越者の中でも視れない人には視れない代物ですよ。それをあっさり……(グスン)』



 なんか、ゴメンね。

 この後、慰める際に説明した(神氣)に関する事柄がリュシルに反応してしまい、説明が長引いたとだけ綴っておこう。




Newステータス……こんな感じで、どうっすか?

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