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【更新不定期化】AllFreeOnline~才能は凡人な最強プレイヤーが、VRMMOで偽善者を自称します~  作者: 山田 武
偽善者と飛ばされて終焉の島 前篇 六月目

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偽善者と元英雄の選択 前篇

キャラクター紹介(主要プレイヤー?篇)


メルス 種族:[不明] 性別:男

一応主人公をやってる偽善者

最強の眷属軍団を持つ、運営(の一部)に嫌われたプレイヤー


ティンス 種族:高位吸血鬼 性別:女

メルスの眷属になったプレイヤーの一人

人材発掘をメルスに依頼されている ツッコミ役

鏖○公を振り回している


オブリガーダ 種族:高位妖精 性別:女

メルスの眷属になったプレイヤーの一人

人材発掘をメルスに依頼されている……妖(精)女だな

颶○騎士で無双している


ユウ 種族:普人 性別:女

メルスの眷属になったプレイヤーの一人

現在修行中 僕っ娘

Xカリバーを振り回す


アルカ 種族:普人 性別:女

メルスの眷属になったプレイヤーの一人

現在修行中 プレイヤーのツンデレその01

INT極振りで大魔法をぶっ放す


イア 種族:竜→龍人 性別:女

メルスの眷属になったプレイヤーの一人

現在修行中 プレイヤーのツンデレその02

召喚獣を絶賛育成中


シャイン 種族:普人 性別:男?

メルスの眷属になって……はいないが崇拝している

撲滅イベント中、メルスによって女体化した(もちろん、現実では男)

ハーレムパーティーを作っていたため、団体行動時は男、ソロ時は女で行動している



夢現空間 闇の間



「はてさて、貴方にだけ起きて貰ったわけだですが、一応確認しますよ――やり直したくありませんか? 人生を」


『……タオシテクダサイ……』


「問答無用で決めてしまいますよ。貴方達四人の今後――早く普通に話してください」


『……ヤレヤレ、ヒトガセッカクスグニオワルヨウニシテイルノデスカラ、ドンドンタオシテホシカッタデスヨ』


「悪いな、俺は偽善がしたいんだ。例え本人が死にたいと言っても、そいつをぶん殴って生きたいと言わせるような奴にも、なってみたいと思っていたんだよ」


『……ドンナヒトデスカ』


「何處かの世界の魔女様だよ」



 俺は今、ヒーローさんと今後を決める話し合いをしている。

 何故俺がヒーローさんだけを起こしたのかと言うと、話せるのがヒーローさんしかいなかったからである。


 元(?)【英雄】はゾンビ化にも耐性があるのか、体は縛られてもある程度考えられていた(他の人達が話していたのは、思念だけを何処からか送って来ていた為だ……あ、魂自体は肉体に封じ込められていたけどな。肉体の支配権をネロが創りだした擬似的な魂に乗っ取られて魂自体は奥の方にあったみたいだ)。


 ちなみに、他の皆様は意識をシャッタアウトさせた状態で転がしてある……起きていると攻撃してくるしな。

 ネロは今、眷属による講義を受けているので皆様を止めることはできないのだ。



「まぁ、魔女様のことは置いておくとして、お前達が選べる選択肢は三つだ」


『トリアエズ、イッテミテクダサイ』


「一つ、ある程度ゾンビとしての肉体を修復して、そのまま使う。転職水晶があるから生前の職業にも就けるし、ゾンビとしての強靭な体を使うことができる。強さだけを求めるならこれが一番だな」


『…………』


「二つ、魂を別の器に移し替えて生きる。種族も性別も自由自在……だがリスクが分かっていない。一度殺した者を蘇生することには成功したことがあるが、別の器に移したことはまだ一度も無いからな」


『……サイゴハ』


「最後は転生、俺の国の民として生まれ変わるんだ。魂は保存できるから、産まれたての水子の中に、両親と相談した後に封入する。二つ目より成功率は高いし、こちらで色々と行うからスキルはそのままで生まれ変われるぞ。強くてニューゲームだな」


『ニューゲーム?』


「……まぁ、気にするな。少し時間をやるから考えてみてくれ。これらも嫌なら俺の偽善心が納得できるような考えを言ってくれ。それで俺が納得できたなら、全力でやらせて貰うからな……一時間後にまた来る」


『ワカリマシタ』



 そんな話をしてから、俺は部屋を出て生産室へと向かった。




1時間後

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~



生産室



 デレッデッデッデーレデレーデデン……



「――さってっと、そろそろ終わりにして、答えを訊きに行くとしますか」


 今回は予め1時間経ったらアラームが鳴るようにアプリで設定しておいたから、すぐに分かったな。

 ネロの記憶に在った武具や魔道具、技術をできるだけ再現していたのだが、さすがに一時間では全てを造るのは無理だったな。


 まぁ、色々とできたんだぞ。例えば――



///////////////////////////////////////////


試作型魔術剣 製作者:メルス


魔具:剣


RANK:S  耐久値300/300


メルスが実験の為に創り上げた剣

持ち主の魔力を吸うことで、擬似的な魔術を発動可能となる

発動する魔術は、柄の部分にあるメモリーを差し替えることで変更可能


装備スキル

(装備者識別)(鑑定無効)(魔力吸引)

(擬似魔術)(メモリースイッチ)


STR+20 INT+10


///////////////////////////////////////////

///////////////////////////////////////////


魔術メモリー:"火よ(Lux i)灯れ《n igne》" 製作者:メルス


魔道具:メモリー


RANK:S  耐久値100/100 限界使用数:100


魔術:"火よ灯れ"が封入されたメモリー

別途の読み込み用の魔道具を使うことで、発動させることが可能

最大数まで使用すると消滅する


///////////////////////////////////////////



 ――かつてレイが言っていたように、古代技術は凄まじい物であった。

 その魔術の魔術回路を刻印として媒体に刻み、魔力を流すことで発動する技術は今は無い……というか、現代における核兵器のような扱いなのではないだろうか。


 刻印を通じて発動させる魔術は、詠唱やイメージを全く必要とせず、誰もが同じ威力・範囲に発動が可能だ。

 しかも消費するMPも少ない為、前線で戦う者達でも使う余裕が持てる。

 これがあることで、効率良く敵を倒せるであろう(そもそも、刻印はMPの少ない者の為の技術であると思う。それを軍事運用した結果がこれなんだな)。


 ちなみに"火よ灯れ"は、発火用の魔法だ。

 だが、普通のソレとは違い、これを使うと灯った火が剣に纏わり付くようにプログラムが改造されてる。


 プログラムは魔術回路を書き換えることで変更可能なのだが、少しでも間違えると大惨事になるらしいので、本来俺は弄ることができない。

 なので、アンが作った"魔術練習"を読んだ時に書いてあった物をそのまま写して作ってみました。



閑話休題(基礎編に記載)



 さて、部屋の前に着きました。

 果たして、ヒーローさんの決めた選択肢はいかに――




次回、眷属紹介その01です

……この話、何故か調子に乗って15話もある長篇にしてしまいました。

強者篇より長いじゃん!

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