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【更新不定期化】AllFreeOnline~才能は凡人な最強プレイヤーが、VRMMOで偽善者を自称します~  作者: 山田 武
偽善者と天下無双 五月目

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偽善者と新たな眷属

やっぱり、いちいち場所を書くのは偶にでいいですよね。あ、短めです




「……と言う訳で、二人にはこれをプレゼントしようと思う」


『師匠ー、いきなり「と言う訳で」って言われても、全く意味が分かりません』


『意味は分からないけど、アンタがその手に持っているやつ……その結晶は何なの?』



 二人の居る所へとやって来た俺は、先の発言を入ってすぐに言ったのだが、二人共理解してくれなかったようだ。



「……ハァ。あ、これ? これは俺以外の奴が触れると、半強制的に条件付きで一つだけ固有スキルが入手できるアイテムだ」


『……何でそんな物持ってるの? そんなアイテム聞いたことも無いんだけど』


「創ったから」


『作ったって……そんな物普通のプレイヤーに作れる訳ないじゃない。前のイベントの報酬にも無いような代物……異常よ異常』


「まぁ、気にしない気にしない。それより二人には、それぞれ一個ずつ用意した訳だが……欲しいか?」



 俺がそう聞くと、二人は俺に声が聞こえない所まで下がって、こそこそと話を始めた。

 ま、普通はあり得ないからな。運営が高いカタログポイントを払わないとくれないような、スキル結晶をいきなりプレゼントだなんて(しかも、固有スキルに関しては俺のリストにも表示されてなかったしな)。



 話が終わったのか、ユウが質問してくる。



『幾つか確認したいんだけど良いかな?』


「はいはい、どうぞどうぞ」


『じゃあまず、その結晶にはどんな固有スキルが入っているの?』



 お? 最初って、普通デメリットから訊くものじゃ無いのか? まぁ良いけど。



「ユウの方に入っているのは【傲慢】、アルカの方に入ってるのが【憤怒】だな」


『何でアンタがそんなスキルを持ってるの? もう聞いた感じからして、凄いスキルじゃないの……と言うか、一体何個持ってるのよ』


「まぁ、こういったスキルは大体十個ぐらい持ってるな。その中で一番相性が良いと思ったスキルが――この二つだ」



 手に持ったスキル結晶をずいっと二人の前に差し出す。



『じゃ、じゃあ、その結晶を使ったら、僕達にどんな影響が起こるの?』


「そうだな、一番お前達が嫌がることを挙げると……俺の眷属になる」


『眷属? ……どういうことなの?』



 やっぱりここら辺は説明が難しいな。二人共そのことを聞くと、一転して緊張した様子になった。とりあえず、前にティンス達にした説明と同じように説明すると、二人共――



『師匠の持つスキルの殆どが使えて――』


『ステータスが+200?』


『『……ハァ』』



 溜め息を吐いていた。あれ? こういうのって、もっとこう、ビックリするもんじゃ無いの? ティンス達も試して驚いていたし。



「あらら? どうやら不満みたいだな。ならこの話は、無かったことにするって方向で」


『……そんなこと、僕達一言も言って無いよね』


『ただ……呆れただけよ』


「ん? 呆れる要素なんてあったか?」



 そんなものは無かったと思うのだが……しかし、二人にはあるらしく――



『まずね、師匠ってどれくらいスキルを持ってるんだっけ?』


「……100個ぐらい?」


『多すぎるのさ、量が! どれだけSPがあればそんなにスキルを取れるのさ!』


『普通スキルなんて、30個もあればいい方なのよ。それを100個しかも、どれもこれも上級のスキルばっかり……』


『それとステータス補正、なんで200も増えるのさ! 補正だけで、僕のステータスの倍以上あったよ!』


『私のステータスもそんな感じなのだけれど……さっきの説明からして、アンタは補正以上のステータスなのよね? 本当にどうやったらそんなに強くなるのよ』



 そんなに異常か? 俺のステータス。やっぱり固有職を取りすぎたのも、悪かったかな(あれ、固有職って補正あったっけ)?



「ま、まぁ、それはそれとして、使うのか? このスキル結晶」


『『当然!』』


「そ、そうか……じゃあこれに触れてくれ、左がユウので、右がアルカのだ」



 それを聞いて、ユウは左の銀色の結晶を、アルカは右の赤色の結晶に触れた。



「触ったら眠くなると思うが、気にするな」


『『それを早く言って……』』



 さっきからシンクロ率高いなー。倒れた二人を見ながらそう思った。



 この後、起きた二人に検証と称した反撃に合うことを……メルスはまだ知らなかった。




下にTueee.netの評価の詳細が出るツールを張りました。

他の作品でやっているのをみて、羨ましいと感じたからです。

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