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ラグナロクブレイカー  作者: 闇夜野 カラス
大闘技祭の章 破
86/211

女性部門本選開始

 ついに本選の行われる二日目の朝がやって来た。

 ジークフリートが、日課である朝の鍛錬をスキーズブラズニルの甲板上でやっていると、ブリュンヒルデ達が起床してきた。


「おはよう主殿!いい朝だな!」

「主様、おはようございます。相変わらず真面目ですね。」

「そこがご主人様のいいところですよ、姉上。おはようございます、ご主人様。」


 ジークフリートは、鍛錬を切り上げ、朝食を摂ることにした。

 朝食の席で、ジークフリートは本選について、ブリュンヒルデに説明した。


「今日は、本選が二試合と、男性部門の予選が行われる訳だが。昨日と違うことが一つある。それは、各国の代表が招かれ、観覧するという点だな。」

「そうなのか?」

「ああ、時にはその貴族に見初められて、闘士を辞める者もいるそうなんだが・・・。」


 そこまで言った所で、ジークフリートはブリュンヒルデを見つめてこう言った。


「絶対、一悶着、起こりそうだよな。」

「ハハハ!そんなことを心配していたのか主殿。大丈夫だ!私は主殿の傍から決して離れたりなどしない。」


 少しズレたブリュンヒルデの答えを聞きながら、ジークフリートは温かなものを感じていた。


「まあ、これがブリュンヒルデだよな。よし!朝食が終わり次第、闘技場(コロッセオ)に向かうぞ!」

「「「「オオーーー!!!」」」」


 こうして、大闘技祭二日目が始まった。

 闘技場へ向かう道すがら、すれ違う人々が、ブリュンヒルデに気付き、注視してきた。

 どうやら、ここヴィーグリーズの住民達も、次第に、ブリュンヒルデの規格外の強さを理解してきたらしい。

 (ゲート)を潜り、シュベルトライテ、ジークルーネと別れ出場者控室に入ったジークフリートとブリュンヒルデを待っていたのは、リンドブルムであった。

 彼女は、極力ジークフリートと目を合わさないように、ブリュンヒルデに語りかけた。


「よく来たな。どうやら実力は本物のようだな、ブリュンヒルデよ!しかし、カーシャを甘く見ないことだな。このヴィーグリーズの闘技場で筆頭女闘士の称号を得るということが、いかに困難であるかお前は知らん!油断すれば、命は無いと思え!」

「忠告ありがたいが、彼女の強さは、昨日の試合で、しかと見せてもらった。それより、主殿もここにはいるのだが・・・。」

「とにかく!お前は、西門より入場しろ!カーシャはすでに、東門にて戦闘の準備に入っている。そちらには行くなよ!」

「なるほど、承知した。要はカーシャの集中を乱したくないということだな。わざわざ一国の姫が、一介の騎士に道案内などをするとは、おかしいと思っていたのだ。それとも、主殿に会いに・・・。」

「サッサと行け!」


 笑いながら、西門へ向かうブリュンヒルデを見ていたリンドブルムは、クルリとジークフリートを振り返り。


「違うからな!!」


 と言って去って行った。

 後に残されたのは、状況のよく解っていないジークフリートだけだった。


「どゆこと?」


 ようやく、本選が始まります。そして繰り広げられる激闘とは?

 私のつたない文章力で書けるのか!コレ!

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