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めんたりんぐ!!  作者: 星田 憩
何かのたまご【高2】
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きなこ



 スニーカーを履くと、走りたくなるよ。


 昨日、学校から帰ってきて妹とちょっとお化粧して遊びました。ふぁんでーしょんは、ばふってなるし、初マスカラ、目に入りました。いたい。世の女性のすごさを垣間見た気がしました。


 先日、とても病みました。なんか、全身から生きる力が抜けた感じがして、でも原因はわからなくて。ただなんとなく、私はもうすぐ……なのかなって思ったりして。線路を見るのが怖くて。また保健室通いになって寝てたら金縛りに遭ったりして。初めてでした。目が開けられないのに寝てる私の周りを歩く足音が……。こわかったです。


ときどきしにたくなるから、しねない理由を探して、集めて。「大丈夫だよ」なんてごまかそうにも、もう感情が後ろに引っ込んでくれなくて。泣き疲れて眠る毎日。じゅけんせーだけど【相方さん】に、通話お願いしたり。……相方さんは、ただ甘やかしたりしない。私が答えを見つけるのを、ゆっくりゆっくり待ってくれる。……ときどき感情が溢れてないちゃうけど。それくらい純なひとなんだなって、思う。話して話して泣いて、笑って。自分にとっての答えが見つかった時には、心を徘徊してたぞわぞわは、ぽかぽかしてて。ふしぎな力だなぁ、なんて思うのでした。


 私は、きなこになりたい。昔から「きなこのひねり棒」みたいなの、好きだったし。私は和菓子みたいな女性になりたい。素朴でいいの。でもおいしいの。


できないことを受け容れて、それで自分にできることをするの。でもそのことはちょっときらきらしてて、すてきに思える。そんなひとに、そんな女性になりたい。


それと、過去の恋愛から前へ進まなきゃ。いや、進みたいと思いました。まだ冷凍保存みたいな状態だったので。相方さんがそこへ踏み入れると、姿が重なると、あっ……てなることがありました。でも、そろそろ。



私は歩いていくよ。ありがとう。

さよなら、はとっといてあげる。

でも、もう振り返らないから。

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