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めんたりんぐ!!  作者: 星田 憩
何かのたまご【高2】
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 そこにあるのは、紛れもない私の愚痴だった。


 同級生にも、後輩にも「何考えてるのかわからない」って言われるんですよ。最近。うん。私もわからない。「裏の顔がありそう」だとか「すとれーとー」だとかなんとか。ストレートに物言いするようになったのは護身です。きっと。流石に情勢を考えて発言するようにはしていますが。だったら裏の顔なんてないよ! あったら護身なんてしてないよ! むしろあるとしてもよわくてやわい私の顔だよ。


 「わかりにくい性格だけど、俺にはわかりやすいんだよな」


そんな人、現る。一つ上の先輩。私の進路を広げてくれた人。そしてなにより、私のいま一番大切な人。


 「声色と目の色でわかる」


女の恋愛は上書き保存。男の恋愛は名前を付けて保存。なんて言葉を聞いたことがります。まえの人が、私のはじめての「かれし」さんだったので、なかなか一歩を踏み出せず……。恋に恋して中身を失くして終わるのが、私のいつもの恋愛なので「おわっちゃうのに……」なんて気持ちが拭いきれず。でも、なんだろう。すごくお互いの性格がお互いの(しょう)に合ってる(気が私はしてる)んです。お互いわかることはわかるし、知らないことがあるから知り続けられる。その知ったところでも楽しめる、かんじ。どこまで続くかわからないけれど。恋せよ乙女。信じてみたいと思うのです。


 先日、通院して参りました。なんだか、女の子は怖いし、男の子に近づくのも周りの目が怖いしで、居場所を失くしたような気分になってまして。


「暗闇に突き落とされたような気分になってぼーっとする」


きっと別人になりたがったんだと思います。理想の自分を創り上げて、それにそぐわない私を蹴って。


いろんな話をしたあと先生に問うてみたら、もう自分で答えを出せてるじゃないか、なんて笑った。


 不完全なまま生きていくよ、私は。失敗しかしないけど。んーん。失敗したり、転べるのは歩いた証拠。踏み出して、走りだした証拠。ちゃんと成功もしてるんだよ。ちいさなちいさな。


受験勉強も始めました。受験のための勉強というか、志望校も決まったのでそれを最終ゴールにして、今を生きてくのです。


Good enough


なんて言われても。やっぱり全力で生きるのは楽しい。病院の先生は、いままでの君でいいじゃないか。無理して変えようとしなくても。色々あることも視野に入れて、いままでの君でいいじゃないか、なんて言った。


でも、きっと私は変わる。


不完全だから変われる。


変わろうと思える。


完全な変化をするわけじゃない。完全に向かって……いや、私なりの私に向かって成長するだけ。それは決して無理なんかじゃない。どこにいても、私は私だから。




私は今日もまた、色を探して。

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