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めんたりんぐ!!  作者: 星田 憩
何かのたまご【高2】
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廻るもの

 こたえは存外、近くにあるのかもしれない。


 制服もなく、校則は法律って感じの学校なので、可愛い制服着て「私立ごっこー」なんて心の中でうきうきしたりします。


 なんだか最近、自分に変化があったようで。


 最終的に到達したい居場所が見つかったから、成長しなきゃって思うんですけど、その気持ちが私を更に焦らせて。あの大学に行きたい。あの人の隣にいたい。涙腺おかしくなったんじゃないかってくらい、涙ぽろぽろ。予定が合わなくて、6月から始めたバレエに行けてないのも原因かなぁ。


 半分って程じゃなくて。きっとまだ三割くらいなんだろうけど、一歩進んだ自分を発見しました。自立しかけた何か。母の言動に、それは違くないか?って客観的に見れるようになってきたんです。昔は言われっぱなしで、振り回されっぱなしだったんですけど。あとは、ちゃんと赦してあげなきゃなって。自分を。「いーやーだあああああああ」ってのが本音です。でもさ、星田君よ。自分で書いてたじゃないか。


君は人と接しなさい。独りでいるとろくなこと考えないから。


自分の昔の言葉に気づかされるとは……なぁ。人と接して、ちょっと「ん?」ってなって、でもそんな自分を赦す。それでいいんだよきっと。ほんとは嫌われたくないし、それが誤解だったら尚更それを解きたいし。でも、全部を弁明して歩くのも、きっと何か違うんだよな。それでいっか。完全なる無視ではないのだから。……怖いね。でも慣れなきゃ。高校入ってから、ずっと逃げてきたこと。人との本当のつながりを考えること。


 「今できない理由を探すのをやめなさい」わかってるよ。でも、頭はぼーっとするし、手は震えるし、涙が止まらないんだよ。自分がどこにいるのかわからなくなるし、助けてくれる人を突っぱねて、どこか遠くに逃げてしまいたい気持ちになることだってある。思春期だよ。思春期。そう言い聞かせてるけど、やっぱり「本当に終わるのかな」とか不安になったりするよ。男女関係を考え始めたら、頼れる人を見失っちゃったよ。……ほぼ男子校め。


 心から何かが溢れて止まらないんです。かなしいのかな。ドライアイスがずっと昇華してるときみたいな気持ち。ふわぁぁぁ。気がつけば最近人前で泣いてないなぁと。まぁ、そんなもんなんですかね。いままでが泣き虫だっただけなのかな。毎日に味がしない。ずっと微熱な感じ。そんな自分も嫌、みたいな。


 そっと過去の私は伝うのです。今と何ら変わらない字体で。下手な絵と一緒に。



やりたいことが漠然としてると疲れちゃう

→目の前に置くのは1つずつ!


考えなきゃいけないことは、考えなきゃいけないときに考える


1日1つ ちびっと楽しいこと

1週間に1つ 小さな楽しいこと

1か月に1つ 中くらいの楽しいこと

1年に1つ 大きな楽しいこと

1生に1つ とんでもなく楽しいこと



 一度死ぬ気でやってごらんよ、死なないから。……でも、死にたくはなるよね。こんなに不安定でもやもやした淡い色の今日を、私は点々と白いキャンバスに落としてつなげていく。




いつか出逢える素敵な未来をめざして。


なんて諳んじながら。

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