コンパス
ほんとうの意味で、私は個人だって思えるように。
子供にとって、特に娘にとって。母という存在はとても大きく、時に厄介なものだと思う。
幼い頃からの指針であり、ルールであり、ゆっくり眠れる場所でもありました。母の一言で一喜一憂し、褒められれば、自分で自分を認められる。私にとって母はそんな存在でした。
友人たちの話では、私の話を聞いてくれなくて勉強の催促ばかり、だとか、母に対してかなり従順な人もいます。
そっと思うのは親離れならぬ、「母離れ」
そろそろ自分で動きたいと思い始めたのです。けれど、中学の頃のように突拍子もなく飛び出したって、今の自分に十分な力がある訳もありません。
予備校?塾?に通い始めました。受験期より勉強してるような気がするこの頃です。頑張ります。
自分で自分の好きなようにしたいけれど、そんな力はまだないし、周りを説得できる訳もない。
だからまず、自分から学ばなければ。と思うのです。
英語の授業で信念の話がありました。自分の中のポリシーというのでしょうか、君たちにそれはあるか、という。
私はあったかい人になりたい。
やさしい人っていうのは難しいから。やさしさの限度がわからなくなってきて、私は自分の中まで侵食されそうになる。だから、あったかい人。ふと気づいたらそこに温泉があるような。振り返ったら桜が降るような。心にあたたかな風を送るような人。
……こう書くと変な感じしますが。
人の心を滲ませられる人に。




