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めんたりんぐ!!  作者: 星田 憩
ほぼ男子校生活【高1】
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オンナノコ

 最近ぼーっとしてる時間が多いような気がします。


 無事帰還しました。とても充実した日々を送れました。帰ってきて吹部の演奏機会があったり、転校する子がいたり、カラオケで「生きててよかった そんな夜を探してる」なんて歌うひとがいたり。


 大分ごった返した師走でした。


 私は「副腎疲労症候群」に症状が似ているらしく、そのうえ夏場は躁鬱っぽくなるそうです。……吹部のコンクールもあるからじゃないかなぁなんて思ったりもします。


 副腎っていうのは、腎臓の上の臓器で幸せを感じるためのホルモンを分泌する役目を持つらしいです。そやつが疲労しているため、私は幸せセンサーが鈍ってるのだと、勝手に思ってます。



 一応、女性なのですが、女の子らしくも、上品でもないつもりでいます。「安心してください。生えてませんよ」(ひどい話ですいません)なんてのが口癖なくらい、キタナイ高校生なのです。


 それにはそれなりの理由があるのです。男女として親しくするのが、どうにも私の中に後ろめたさがあるらしく、女子としての格を下げたがる傾向にあるような気がします。そうすれば、他の女の子からは論外に値して、陰口も叩かれもせずに済むのではないか、と。


 そんなことを考えてた今日この頃なのですが、先日、普段温厚な先輩に、本気で怒られまして。男の先輩なのですが、「そんなこと二度と言っちゃいけない!」と。


「星田さんはもっと自分に自信を持って!」

「そんな、同情なんていいですよー」

「同情なんてしてねぇよ!!」


 もともと、自分のフルートの音にも、ビジュアルにも自信はなくて。中学の頃は、私はきっと周りの人達から蔑まれているんだろうなぁと思っていました。私を女の子としてみれるような人も、相方さん以外にいないんだろう……と。しかし、男女比もあるのかなんなのか、女の子として分別されることが多くて、困惑している今日この頃です。


 先輩が心配してくださってることも、なんとなくわかりますし、君はガードが緩すぎるから気をつけた方がいい、なんて言われたこともありました。


 ……女の子、なのだろうか。


 いや、スカートは履きますし、トイレは女子の方使いますし、一人称は私なのですが……。

「星田さんは女の子だよ」なんて言われると、「ちがぁぁう!!」って殻を破りたくなる自分がいるのです。……なんの殻だよ。照れくさいんですかね。


 女の子扱いも、むずむずするし、でも何処となく嬉しいし、でもなんか嫌だし、みたいな。


 もともとよく体調を崩して介抱されるので、女の子女の子してる女の子が色んな人に囲まれてるのは……なんだかなぁと思うのです。そんな可愛気のある人でもないので、できるだけ女の子っぽさは削いでおきたいのかもしれません。


 けれどそれを否定、というか、そんなことしなくていいんだよ、と……。優しいことを教えていただいたので……女の子に……なれるかなぁ。


 とりあえず、自分の中の押し殺してた女の子成分を捜索するところから始めてみます。(そもそもあるのか?)

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