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めんたりんぐ!!  作者: 星田 憩
ほぼ男子校生活【高1】
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彷徨う

こんにちは。ろすとマイウェイ星田です。

先日、通院してきたのですが上手く呑み込めず、もやもやと引きずってしまいました。

色々なことがありすぎて、同時に色んなことがなくなって。


人間関係の話と、雑談で心理学の話と、「私」の話。


高校生とかの年齢になると少しずつ精神的にも大人になっていくけれど、やはり完全な大人ではないそうです。それを分けるのが「他人の良さを認め合えるかどうか」だそう。

たとえ親友だろうと、妬みや羨む気持ちが発生することもあり、意識せずとも見下したり見下されることもある。それでも、その人のことを嫌いって訳じゃない。そういう感情は誰にでも起こりうることで、決してだめなことじゃないそうです。


「君はお母さんに似て、いい笑顔だし、人の気持ちにも鋭く気が付くし、なにより人として真面目だ」

この経験は将来必ず役に立つよ、と。今までのことを思い返して泣きそうになってしまいました。


夜が怖かったり、突然呼吸がうまくできなくなったり、そんなことを打ち明けたら、

「君は病気になりたがってるんじゃないか?」

少し笑いの混じった声。どこかで聞いたような台詞に言葉が詰まりました。


「何か怖がってることはある? 孤独が怖いの?」

頭の中に何かを浮かべようとしても、「怖いもの」が漠然としすぎてて浮かばない。黙り込んだ私に、

「混乱しているのはわかるね?」「君は何かを我慢しているはずなんだ」


それは人間関係とは切り離して考えてもいいかもしれない。お母さんとの関係かもしれないし、また別のものかもしれない。ゆっくり整理していこうか。

君は異常なんかじゃないよ。ただほんの少し何かにつまづいているだけなんだ。


お医者さん曰く、混乱しているのを認識できれば解するのも早いそう。でも苦しいとかなんとか。

異常じゃない、ってなんだろう、と。昔診断された病名は一過性だったの? 状態だったの? 怖いものって何? あの怖いのの正体は何?

悶々しつつ家に帰り、言われたことと怖いものを書きだして辿り着いたのが、


「何もない人になること」


ハンデも何もない状態で、何の所為にもできない状態で、生きるのが嫌なのかな怖いのかな、と。

母もいいタイミングで話せば真面目に取り合ってくれるようになりました。相変わらずゲーム三昧ですが。そんな母に相談して、一発で出てきた答えも同じでした。


じゃあ、もうあの怖い感じが襲ってくることもないのかな、と思ったものの……。病院の日から二日ぐらいは嘘みたいに元気に過ごせたのですが、三日目の夜、あの怖い感じが迫ってきて。

70%くらいは怖かったけれど、30%は疑いの目を持って立ち向かったところ、「怖いのに正体は無いかもしれない」という訳のわからない新たな恐怖と化しました。


ついでに今日の部活でもひゅーんと落下し。楽譜が歪んだところから始まりました。結局頼れる人もいず、かなり深い落下だったので自分じゃ隠しきれず。


中学でのチューバ吹きは、高校でのフルート吹きになりました。同じ楽器でも違う楽器でも上手い人がいて、でも自分は下手くそで下手くそで……悔しくて。私が知ってる音はこんなんじゃない……少しずつ練習を重ねると同時に「チューバなら気持ちよく吹けるんじゃないか」なんて邪心が募っていったんだと思います。思い出が美化され過ぎた所為もあると思います。


元気でるかなぁと、借りて吹かせてもらったチューバは全然馴染めなくて……音程も、音の形も、色も、厚みも、響き方も。全部違くて。余計落ち込む始末。



わからなくなる。わからなくなる。フルートには自分が希望したし、他の経験者さんもいたのに選んでもらえた。だから頑張らなきゃ。だから上手くならなきゃ。中途半端に成長した音感は私を余計に苦しめる。

自己も曖昧になった上。芯も行方不明な上。音楽も綺麗に鳴らせない。痛い。ただ痛い。


苦しくてそれでも向き合おうと思って見つめてきたものは、ただの虚無かもしれなくて。じゃぁこの暗さは何? 怖さは何?


一週間後にまたおいで。体に負担のない睡眠導入剤も出しておくから。ゆっくり休みなさい。




もうすぐ一週間です。

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