渡米
春休みなので双子の友人の元へ、同い年の友人と二人で行きました。……アメリカまで。こんな経験をさせてくれる親に感謝していいのか、もっと心配しろよって言ったらいいのかわかりませんでした。
日本でナントカができるようになったよ! とかではなく、本場に行って、自分の口から何が言えるのかが問題だと思いました。
成果といたしましては、いくじっとが読めるようになったのと、英語の相槌がうてるようになったのと、猫が触れるようになったりしたことです。ハイ、大してアメリカ関係ない。
またリベンジで行こうね、と。税関は怖かったけど、ダウンタウンでかっこいいおじいちゃんに会えたのが幸せでした。プーさんの原作を古本屋さんで見つけたり、なんとなくで頑張って会話しました。聞き返されました。
発音云々じゃなくて通じない!
いやぁ……双子よ。よくやってるなぁ。
保育園だけ一緒だった四人組なんですが、中学の途中で双子がアメリカに行きました。最初は泣きまくったそうです。言語の壁は、地域の壁よりも高いんだろうなぁ。
でも今では姉者の方は「もう私、日本語じゃなくて英語で生きるわぁ」な始末です。あの泣き虫で意地っ張りな子が……。成長したなぁ。おばちゃん嬉しいよ。熱出して終始寝込んでたけどね。
一緒に飛行機乗った……ええとそうですね、ゴンさんとでもしましょうか。ゴンさんも吹奏楽のチューバ吹きで、部長だったんです。たまたまでしたが。話の仕方が面白くて上手だなぁとしみじみ。昔からあの子の周りには笑いが絶えないんですよ。すごいなぁと。
双子は英語ペラペラだし、ゴンさんは楽しい人だし……私に何があるんだろう……と、悶々として、寝る前にゴンさんに訊いた夜がありました。
「憩も面白いよ? ふわふわしてるし、たまに的確なこと言うし。大体頭いいじゃん!」
頭は波平ですが、的確なことって言っても他の人に論破されてしまうのが大抵でした。
部活でも、もっと筋道立てて話せよ、と言われることもしばしば。
私は口を閉じた瞬間から頭が下るんだなって思いました。こんなに近しい仲間に気を遣うから頭がぐるぐるしてしまうのだと思います。
小学校離れても、県が離れても、国境を越えて時差−13時間の地球の裏側でも。
相変わらず元気してますか。
私もお腹がすいたよ。




