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めんたりんぐ!!  作者: 星田 憩
机の上に伏せて【中3】
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感情

「頑張って」よりかは「頑張ったね」の方がまだいい。


うっすら前回の続きです。


私はどうも私に対する他人の反応を勝手に妄想している部分があるようで。


「人は他人の心を読んでるつもりでいるけど、何を根拠にしてるか知ってる?」


「……自分の感情?」


「そう。目と耳と、それに脳を介したら結局本当のことなんてわかりゃしないんだ。君も僕も考え方は違うでしょ?」


お医者さんは微笑む。


「君は、人と関わりなさい。独りでいるとろくなこと考えないから。……人間関係で一番大切なことは何だと思う?」


黙って悶々と考え込む私に、


「素直になること」



「お母さんとまたおいで。僕からも話したいことあるから。あぁ、ゲームやるんじゃないぞ! なんては言わないから」


花粉症の話をしながら診察室の外へ出た。ぼーっと待合室に座っていると、どんなに複雑な表情をした人もあの先生と歩いて戻って来るときには皆、笑顔になってることに気づいた。そういえば、一緒に待合室まで来るのってあの先生だけだなぁ……名前、初診のとき聞き取れずじまいだったけど。


「木曜日以外はずっといるから。お母さんの愚痴を言いに来てもいいぞ〜」


先生、曜日ごとの担当見ても該当する医師の方がいらっしゃらないよ。先生は……何者ですか?


ずっと心療内科に行ってるつもりでしたが、処方箋の隅には「精神科」と。ちょっとダメージがありました。

ウツは、分類されれば気分障害という名前が付きます。一時期元気だったと伝えたら「高ぶってたの?」と訊かれたので躁うつを疑われたんだと思います。多分、躁はないけれど。

どれが本物の私の感情なのか、どれが症状で底に捻じ込まれてるのかわからなくて辛くなったりもします。

でも、きっと、ぜーんぶひっくるめて私なのかなぁ。と、ぼんやり漠然と考えています。


いつか、症状ごと自分を好きになれますように。

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