表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
めんたりんぐ!!  作者: 星田 憩
机の上に伏せて【中3】
33/79

前へ

「あんたの迷惑は大して迷惑じゃないからね。誰にも言えないことがあるなら好きな時に保健室来なさい。校医さんが来たりするときはちゃんと断るから。

学校の先生は、ある意味迷惑かけるためにいるようなもんなのよ」

昨日の保健室の先生の言葉。早退したら、明日の教室への一歩も遠くなるでしょ、と。


今日の学校の持久走、私は走りきれませんでした。保健室行った日に一度休んでいたので、皆との差も広がっていて。

悔しかった。走れなかった。これは症状の所為なのか、私の怠け心なのか。わからなくて涙がでてきた。


いつもは厳しい体育の先生は、心配の声に続けて言う。


「あら、ちゃんと半分走れたじゃない。前回いなかったからね。そうやって自分の小さな辛抱をちゃんと認めてあげるのよ」


できたことを、数える。できないことは山ほどあるから。


先日買い物した時、小3の妹が「これ、お姉ちゃん付けたら?方向音痴だから」


差し出されたのは天然石のブレスレット。薄緑のアマゾナイト。

『前進の石 貴方を進むべき方向へ導いてくれるでしょう』

笑ったけど、嬉しかったよ。


お姉ちゃんは、まだまだ方向音痴だけど、たくさんの人のお陰で明日も生きていけそうです。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ