明暗
言葉が欲しい
言葉が欲しい
言葉が欲しい
そう、切実に思った。
相手を傷つけずに自己表現できる言葉が。
甘ったれたことだとはわかるけど、それでも私は足りなさ過ぎる。
「迷惑」に足を踏み入れた瞬間、気味が悪いほど私は周りに負荷をかけていることが、ありありと浮き彫りになる。
息苦しい。
ご好意にも、ご厚意にもどれだけ肩を預けていいんだろうか。
その人の人生の片隅に「面倒くさい奴をあしらう」というコマンドを設けてもいいのか。
ひとりで立ち向かえ、も
ひとりで受け入れろ、も
できることはやってきたけど、やってみたつもりだけど。
「ひとりじゃ頑張れないや」そう笑っていいのかな。手を伸ばしてもいいのかな。
相手にはやらなきゃいけないことがあって、私を構ってる暇もないはずで。
振り払われるのが怖いから、助けてなんて言わない。言えない。
後頭部を殴りつけたような頭痛と、内臓が捩れるような吐き気。突然襲ってくる悲観の走馬灯に苛まれながら。
私はまた今日を終える。
——深呼吸——
このエッセイを書くときにひとつだけ気をつけていることがあります。
書き始めた目的は脳内整理も兼ねてるけれど、ただの感情の当てつけは舌先が苦くなるから。
あったこと。つらかったこと。くるしかったこと。それでも、ひと匙の甘味と光だけは絶やさずに。
苦しいものを苦しいまま終わらせたら、肩が重力で引っ張られるから。
ちらっと一瞬、前を向くこと。




