おとな
妹と話してて思う。本当に諭してあげたいことほど、うまく伝わらないのだと。ただ中途半端な大人ぶりになってしまう。
人と話してて思う。分かり易く言葉を引っ張って指標を追わせる大人と、背中だけ見せて笑っている大人がいる。ああ、あの人はこういうことが言いたかったのかって涙するのは、結果的には双方なんだけど。
疲れちゃってどうしようもなくなったとき、おとなの私はどうするのだろう。成長したとて私は私だから、布団被ってまた縮こまって泣いてそうだな。子供の頃も大人の頃も、痛いことはたくさんあるんでしょう?辛いことも絶えないでしょう?
でもね、私はわかるよ。
「そんでもほら、幸せだってある」
私はそうやって笑うでしょう?
本当は大人になるのが怖いんだ。子供だからできたことも、大人になるから許されなくなることも出てくるから、多分。
でもね、私はわかるよ。
「そんでもほら、ここに貴方は生きてんだ」
胸に手をあてて急に真顔になるんでしょう?
ほんの少しのワクワクが無い訳でもないんだな。でも「可能性に満ちてる」「やればできるんだから」の時代を私は超えなくちゃいけない。
きっと見えるのは雑巾みたいにボロボロの私。だけど、どう変わるのか。
いまはまだ、可能性に満ちてる。
ここで、化ける。




