10年目の嵐(200文字小説)
結婚して10年。
もちろん妻を愛している。
が、大変なことになった。
浮気がばれた。
家に帰ったら鍵が変わっている。
今夜は台風が直撃する。
だけど、家に入れない。
玄関の前で、ずぶ濡れのまま朝まで過ごした。
朝になって、妻が玄関から顔を出した。
「あら、何しているの?」
「鍵が…」
「鍵? あ~あ、壊れちゃって取り替えたのよ。 あっ! 新しい鍵渡してないね」
「えっ? 浮気の罰では?」
「なに! 浮気?」
「いえ、何でもありません」
結婚して10年。
もちろん妻を愛している。
が、大変なことになった。
浮気がばれた。
家に帰ったら鍵が変わっている。
今夜は台風が直撃する。
だけど、家に入れない。
玄関の前で、ずぶ濡れのまま朝まで過ごした。
朝になって、妻が玄関から顔を出した。
「あら、何しているの?」
「鍵が…」
「鍵? あ~あ、壊れちゃって取り替えたのよ。 あっ! 新しい鍵渡してないね」
「えっ? 浮気の罰では?」
「なに! 浮気?」
「いえ、何でもありません」
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