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絶望のキッズ携帯  作者: 白瀬隆
キッズ長崎に来る!
17/30

台本

台本ができた。俺たちはプリントアウトし、ガキに渡した。さあ、読んでみろ。


初めまして。〇〇小学校から来ました。●●です。

好きな食べ物は焼き枝豆とアサリの酒蒸しです。

僕はキッズ携帯しか持たされていないので、キッズと呼んでください。

キッズ携帯ではLINEができません。

だから皆さん、僕にはショートメッセージで連絡してください。

すみません、十円かかりますので、僕は十円クソ野郎です。

よろしくお願いします。


俺は満足した。ガキ一人の人生を救ってしまった。これほどタフで優しく、コミカルなリリックがあるだろうか。俺はもう一度MCとしてやり直そうか思案していると、嫁が爆笑していた。ガキの表情も明るい。何か希望を見出したのかもしれないし、叱られてばかりの家とは違う空気が心地よかったのかもしれない。俺が本当にこの自己紹介をできるか尋ねたところ、キラキラと笑って首を縦に振った。どうやらこいつは頭が悪いらしい。ただ、結構可愛いやつだ。

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