お友達
先程の部屋に戻った4人に国王を含めた4人は驚いていた。
リボンと共に美しく結われたシャルティアの髪。
それほど時間も経っていないので手早に行ったのであろうその髪は、どんなパーティーでも見たことがないほど新しく美しかった。
「シャルティア、美しく結ってもらったな」
「認めたくございませんが、確かにこの髪は美しく思います。しかも道具がないからこれしか出来ないと、もっと色々出来るとおっしゃいました」
ぶすっとしている顔を保っているがちらちらと鏡のある方を横目で見ているのを見る限り、気に入ってはいるようだ。
「シャルティア、この子達をお前の学友とすることとした。父親の仕事での登城の際に共に来てお前と共に学ぶことになる」
「お父様!!勝手に決めないでくださいませ!!」
前世幼馴染み三人娘は目を合わせニヤッとすると
「国王陛下、ありがとうございます。大変光栄なことにございます。共に学びこの国を支える未来の貴族として邁進して参ります」
「お父様、早速明日から一緒に行くからスケジュール教えて」
「シャルちゃーん!!お友達だもんね〜!!よろしくね〜!!」
素早くそれぞれの方向に向かう。
「あぁーもう!!!」
こうして三人娘と王女様は学友として共に学ぶことになった。