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スカートを縫おう


 ふとジーンズをリメイクしたメンズスカートに可能性を感じた。

 股下ほどいてカットして後ろパンツ同士前パンツ同士縫い合わせたらスカートじゃん。

 手間かからんし。


 ということでやってみた。

 この前脇を開けたパンツの股下ざっくり切って縫い合わせる。

 もうフィーリングで。

 前は裾まで縫ってしまうと歩けなくなるので膝まで縫い合わせて。

 

 一時間もかからず完成。

 うん、思ってたシルエットと違う。

 ああ、骨盤の形違うから女性が履いたようにはならんか。


挿絵(By みてみん)


 足の自由度が低い!

 メンズスカートが普及しない理由がわかった。

 ズボンに比べて機能に勝るとこがないんだ。

 そらそうだよな、スカートのが機能的だったらとうの昔にメンズスカート普及してるよな。


 メンズスカートは一部のおしゃれさんのためにアイテムだな。

 スカートを選ぶ理由がおしゃれだけでは普及は無理だわ。

 いけると思ったんだが、男がダサくスカートを着こなしていいじゃんってパラダイムシフトが起きないと普及にはほど遠いし、どうしたらそんなパラダイムシフトが起きるのか。



 話変わって、料理のレシピ本を買った時、何十と載ってるレシピのうち二つ三つ作っただけであとはレシピ本は本棚の肥やしってことがないだろうか?


 俺は大抵そうだな。

 お、よさそうじゃんと買ってもせいぜい作るのは三つくらい。


 裁縫ではそんなことならんように載ってる奴の最初から順に作っていくことにした。

「作りながらマスターするソーイングの基礎」って本だ。

 レディスだ。

 メンズだけ縫っていても技術の向上は望めないんじゃなかろうかと思った次第。


 なんも考えず頭から順番に作っていくので、作るのはセミフレアスカートだ。

 サイズは女友達に君は何号かね?と訊いたら9号ってことだったので、9号で。

 生地はこの前即売会で買った白無地の奴。


 裏地つけないとめちゃ透けるけど、まあよろし。

 俺が履く訳でなし。


 型紙作って裁断してと。

 よし、今回は問題ないぜ!と思ったら後ろスカート、わじゃないとこをわで裁断してる。

 後ろスカートを真ん中で二つに切り分けるだけだからいいけどさ。


 で、いままでにない新技法が出てきた。

 ダーツ。

 何ヵ所か細長い三角形にはしょってシルエットをきれいに見せる技法やね。

 どんな難しいんだと思っていたら、三角の長い二辺を中表に縫うだけじゃん。

 簡単じゃん。

 簡単なだけにきれいにダーツ入れるのは難しかった。

 シンプルだから基本の技術がまともに出るのよな。


 んで後ろスカートをファスナー付け止まりまで縫う。

 んでファスナーつけると。


 レディスは持ち出しないから楽つうか楽だけどこれはどうやってファスナーを隠すんだ?

 謎だ。

 なんかようわからんと思いながらファスナーつける。


 んで次はポケット口除いて前スカートを縫い合わせてからポケットつける。

 ぬう。

 レディスのポケットつけ難しい。

 あとそうゆう型紙なのかもしれんが、メンズにない繊細さと緻密さが要求される。

 縫い代1センチつうたらきっかり1センチで縫わないと。あとあと困るようになっている。

 ポケットつけで困ってる。

 ぬうごまかす。

 あとノッチいれたのが深すぎて穴になっているが見ないことにする。

 練習だし。


 んで見返しと。

 んん?

 コンシールファスナーはファスナーつけてから見返しつかるけど、一般的なファスナーは見返しつけてから、ファスナーつけろとな。


 さっきの謎はこれか!

 

 じっとスカートを見る。


 いまさらどうもならんので、無理矢理見返しをつける。


 完成!


挿絵(By みてみん)


 ベーカーパンツの時もそうだったけど、一着目って構造も完成までも流れもようわからんままに縫ってるから、でっちあげ感がでるな。


 なんとなく構造と流れを把握した2着目から縫った感が出てくるな。


 さて次はシャツでもでっちあげるかね。



 

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