リメイクしてみよう
女友達が衣替えのついでに服を捨てるというので、捨てるならくれと大量に服を貰う。
ワンピースやらパンツやらスカートやら大量ざます。
スカートをひっくり返してスカートの裏ってこうなってるのかとしげしげと観察。
ほれ、スカートってめくるか脱がすかで構造を観察するって今までなかったからさ。
同時に女装趣味はないんだなと改めて確認。
スカートとかワンピースは構造に関心が行って、着てみたいとかないからな。
女友達もそこらわかってたから、譲ってくれたんだろう。
捨てる服とは言え女装趣味に着られるとか嫌やん。
大量の服のなかにあった黒のシンプルなパンツをはいてみる。
女装趣味ないと言ったそばからなにを?って話だが、ちょっと直すとはけそうだったので。
そしたらなんてことでしょう。
裾上げ20センチざます。
訊いたらヒール履くときのパンツだってことだったら、20センチのヒール履いてたんだな。
ああ、よかった安心した。
妖怪手長足長はいなかったんだ!
もちウエストはしまらん。
のでサイドをがばっと開ける。
スカートを切って繋ぎを作って、ついでにポケットも作るぜ。
2個つけるとうるさいので一個だけな。
サイドあけて布地の自由度高いうちにポケットつけます。
接着芯つけてと思ったけど、スカートの裾をそのままポケット口にすればいいかと芯はなしで。
うん、シャツでもパンツでも最初にポケットつける理由がよくわかる。
サイドあけてると言えやりづらい。
次はあけたサイドに布を当てるぜ。
中表で、端の処理はめんどいから二枚一緒にジグザグ縫いでいくぜ。
んで、裾上げ。
容赦なく切った裾をつかってサイドのベルト部分に蓋をするぜ。
めんどくせ。
あんど技術がおいついてなくてつたない。
こればっかはなあ、経験積むしかないからなあ。
出来上がりがこうだ。
黒で遠目で見るときれいに見えるけど、手にとるととても雑で汚いです。
はいてみる。
ん?
ぶかぶかじゃん。
なんでだ?
ちゃんと測ったのに。
ああ!
サイド開けたことによって元のサイドが中心にシフトして、ウエスト位置変わったんだ!
なるほど。
人の体って全部曲線。
直線に見えても実態は緩い曲線。
フィッティングする理由はこれか!
全部曲線だから一ヶ所変えた結果がどうなるか、予想しづらいんだ。
だよな、曲線どうしがどう干渉するかなんて人力で計算するなんて無理。
パソコンで環境整えればできるかもしれんけど、そんなんするより実際合わせた方が早いし。
んんー。
やり直しは嫌なので、サイドにタックを作ってごまかす。
シャツの裾で隠れるからわからんわからん。
フィッティングは大事ってことで。




