ベーカーパンツを縫おう
足りない布地は買ってきた。
ついでにファストファッション巡りもしてきた。
型紙は切ってある。
ということでワイドベーカーパンツ縫うぞ。
ベーカーパンツとはパン屋さんが好んで履いていたことからついた名前だ。
型紙と生地を押さえるのはウェイトじゃなくてマグネットで。
裁縫用のウェイトって妙に高いんだよ。
ただの重りがセットで5000円ってどういうこっちゃ?
マグネット、まあ便利つうたら便利。
こんな風によれてもずれないし。
ただでかいパーツはいいんだが、小さいパーツは両側からマグネットで挟むせいで下のマグネット分ずれる。
指定生地はリネンキャンパスだが、なかったのでデニムを買ってきたんだが、デニムにしてはぺらぺらなのな。いやデニムだけじゃなく手芸屋で売ってる生地全般ぺらぺら気味なのな。
作業しててわかった。
家庭用のミシンだと既製服のデニムの厚さだとパワーが足りず縫えないから、置いてないんだ。
家庭用ミシン、それも昔のスペック低いミシンを基準にしてるから、手芸屋にあんま厚い生地置いてないんだな。
ミシンなんて壊れなきゃ何年だろうと使うだろうしなあ。
シャツと同じくポケットから縫う。
位置合わせて縫い付けるだけだから簡単簡単。
というつつ生地の裁断から三時間。
ほんと時間潰すにはコストパフォーマンスいいよなあ。
で次はんーと見返しと持ち出しを縫ってファスナーつけると。
ちんこ出す穴を作るのな。
んー縫製指示がなにを意図しているのかわからん!
縫製指示読んでると、昔作ったプラモの組み立て説明書って秀逸だったのな。
あれって子供向けってこともあるけど誤解のしようがないじゃん。
残念なことにソーイング界にはタミヤもバンダイもなかったようで、よくわからんまんま。
もうやってみて失敗して、なんで失敗したか学習するしかないわさ。
ファスナーつけ自体は簡単。
押さえをファスナー用にして押さえがファスナー金具とぶつからないように縫うだけだった。
しかし、見返しをファスナーの上に被せて縫う時は、金具の厚みで生地が斜めになるのでずれる。
とことんずれる。
なんてこった。
ほれ獣人が出てくるファンタジーでさ普通のパンツに簡単に穴開けてるけどさ、ちんこ出す穴がこんな面倒なんだもの、尻尾出す穴もかなり面倒なはず。
圧倒的にリアリティが足りないぞ。
んでんで脇を二枚一緒にジグザグ縫いしてから、縫い代倒してステッチかけると。
これは悩むことないわな。
んで股ぐり縫って股下も二枚一緒にジグザグと。
縫い終わってからとんでないことに気づく。
これじゃスカートじゃん!
右前と右後、左前と左後を縫うとこを右後と左後を縫い合わせてどうする!
ばらしまーす。
くそ、ジグザグだからばらすのも面倒で時間かかるぜ。
ほんとアホだなあ。
縫ったらベルトつけまーす。
ゴム入れろって指示だけど、ウエストにゴム入ってるパンツは嫌いなので無視です。
ここでも間違えました。
縫い付けてからパンツの上端をかがれって指示がなかったのは、ベルトを裏表挟む形で縫い付けて隠れるから指示がなかったんんだなと気づく。
普通に表から縫い付けたんではかがってない上端がまずいです。
かがってないのでどんどんほつれてきます。
なのでこれもばらして縫い直します。
くそっ。
なんのためにそれをするのか書いてないから、すげえ誤解するぞ。
ぬう。
俺がアホなだけじゃんと言われたら確かにそうんだけども。
途中スカートになったりしたけどなんとか縫い終わったぜ。
写真ではそれなりに見えるけど、細かいとこ色々誤魔化してます。
まあ裁縫初心者でもわかんねえわかんねえ言いながらこれぐらいは縫えるぞ、と。
生地は柔らかいから誤魔化し効くからなあ。(きれいには仕上がらないが)
細かいとこ誤魔化さないで済むようにがんばりましょう。