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死んだ!?やった!生き返った!また死んだ・・・  作者: トロピカルサンド
第0章  プロローグ
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第1話  始まり

宜しくお願いします





広い執務室に場違いな容姿の男が

これまた男には不釣り合いなほどに高価そうな机に

寝そべりながら、暇を嘆いていた。


「あぁ〜〜!!!

 暇だぁ〜〜〜!!!

 なんで! こんなに!暇なんだよぉ!」


嘆く男の側に秘書らしい男が寄る。


「それは総理の仕事の速度が速いからです・・・」


そう声に男は顔を上げ、声の主に向かい不満げに言う。


「だってさ 俺 今の日本を良くするために

 総理の位置についたんだよ?

 それなのにさ! なに?

 いろいろ政策やったら結果出るまで待たなきゃいけないの?

 しかも 外にも満足に出させてくれないようになったしさ!!

 外に出られないんだが!!」


そう叫ばれた男は呆れ顔で言う。


「仕方ありませんよ・・・

 大部分の国民は総理の政策には

 何の不満も持っていませんが


 急進的な政策に不満を持つ一部の国民が

 総理の命を狙っているんです

 自由に外出などしようものなら命を狙われてしまいます」


「それはわかってるんだけどさぁ・・・

 そんな風にビビッててもさぁ、なめられるだけだと思うんだが?

 しかも急進的って言ってもさ・・・

 20年から30年で小児人口の急激な増加と

 日本の軍事的自立をめざしただけだぞ?」


「総理・・・それは「だけ」とは言いません・・・


 それにあなた様がその席に着いた時には

 自衛隊を廃止しろって言う声もあったんですよ?」


「まぁなぁ〜〜

 しかし あの意見はちょっとなぁ

 どれだけ助けてもらってるかわかってないんだと思うんだよなぁ」


「そうですね 一応抑止力にはなってたと思ってますよ

 私も・・・」


「そうなんだよなぁ・・・


 まぁ 今は専守防衛の理念は変わってないが

 『今の世界情勢を鑑みて』という理由で

 ちゃんと軍隊は持っていいっていう風にしたからなぁ」


「そうですね しかし それが原因で

 一部の国民がここまで騒ぐとは思いませんでしたね・・・」


「ああ そうだな・・・


 それよりもなんか仕事ない?」


「なにもないですね」


「そうか・・・


 暇だなぁ・・・」



ドーーーーーン!!!



平和な日常のおわりを知らせるような轟音が執務室内に響き渡る。


「なんだ?」


「わかりません ですが


 大変な事態に変わりはありません!


 早く逃げてください!!」


「ん? ああ わかった


 お前も逃げようぜ?」


「ええ 後で逃げますよ!


 ほら早くいってください!!」


「あ〜 無理かも・・・」


「どうしたんです!?」


「もう囲まれてるぜ?」


「あ〜 これは無理ですね・・・」


「また来世で会えたらいいな?」


「はい そうですね」


ババババババーーーン!!!




〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜


『ハッハッハ〜!!!


 私が神だぁ!!』


「お前が神だったのか!?


 って 誰?」


『へ? まぁ まぁ


 とりあえず転生特典決めてよ


 君の他にもいっぱいいるんだからさ』


「え? はい 


 じゃあ 自分だけステータスを使えるで


 スキルは成長速度上昇


 時代は第二次大戦中の大日本帝国の兵士


 で頼んだ!」


『はぁ〜い じゃあねぇ〜


 あ ポイントまだ余ってるよ?』


「え? なにそれ」


『世界への貢献ポイントだねぇ


 君は神を結構楽しませてくれたからねぇ


 結構余ってるよ』


「え? じゃあ 考えるのめんどくさいから


 旧日本兵っぽいスキル


 積んどいて」


『へぇ? 僕に任せるなんて面白いねぇ!


 わかったよ! じゃあ 結構こらせてもらうからね!!


 じゃあ あらためて いってらっしゃ〜い


 あ!そうだ! 行く世界はパラレルワールド的なものだから


 現代への影響とかあんまり考えなくていいよぉ』


「わ〜い!!」




ピカーーーン




「ここは・・・














ここまで読んでいただきありがとうございます

良ければブクマ 評価など宜しくお願いします

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