もしも君の羽が千切れたら
もしも君の羽が千切れたら
どうやって空に戻ろうか
君が下を向いて「もういい」なんて
言われたところで辞める僕じゃないよ
有り難い迷惑で結構
もう一度、二人であの群青へ
好きな色のプロペラで
憂鬱な気持ちは火力源に
空想妄想じゃないよ
操縦席は君の席だから
晴れも曇りも雨も雷も
全て置いていってやろう
もしも君の羽が生えなかったら
どうやって家に戻ろうか
君が石を蹴って「もういい」なんて
呟いたとしても止まる相棒じゃないぜ
有り難い迷惑で結構
もう一度、二人であの群青へ
好きな色の機体で
将来の不安は推進力に
ただの詩だったらなんだよ
操縦席は君の席だから
晴れも曇りも雨も雷も
過ぎればプロローグだろう
操縦の仕方は分からなくていい
何故なら
人生に、命に、免許は要らないのさ