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浪人生は異世界の地にて犬耳を授かり女に間違われます!  作者: 犬丸 ユル
ユグドラシル生活編
2/3

似合わないけどいい?

続きです!

なにか間違ってる所があったら、教えてくれると助かります!感想よろしくお願いします!




「「「ガサガサ!!」」」


「ちょ、ちょっと待って・・・この体にまだ、慣れてないし、装備何もないのに!!」


ビラルは、悠に聞こえないように心の中で「あいつ、死んだな・・・」と思っていた。

そして、草むらの中から何かが出てきた!


「お兄ちゃ〜ん!!」

白銀の髪の小さな女の子が草むらから、

そう言いながら悠、目掛けて飛んできた。

悠は、そのまま倒れた。


「えっ!?おん、なのこ・・・?」


白銀に輝く短髪が少し汚れ


いきなりお兄ちゃんと、言われて飛んできたので何が何だか、分からなかった。


「へへっ、お兄ちゃん。ユグドラシル行こうよ!」


女の子は、嬉しそうに笑顔で手を掴かみ、僕は、そのまま一緒に女の子が、行く方向に行った。


「君、名前なんて言うの?僕は、黒瀬 悠って名前だよ!」


女の子は、こっちを向いた。

「私の名前は、レヴィだよ!それじゃあ、ユウお兄ちゃんだね!レヴィのお願い聞いてくれる?」


子供のようなキラキラした、目で聞いてきた。


「僕に出来ることなら、するよ!」


嬉しそうに飛び跳ねて、僕の後ろに行った。


「なら、おんぶして!」


僕は、おんぶした。思っていたよりも軽かった。

子供って可愛いなぁ〜


「あと、私のお兄ちゃんになって!」


いきなりの発言だったので、足が止まった・・・


(えっ!?さっきまで「お兄ちゃん」って言われてたけど・・・こんな小さな女の子が妹になる!?そ、そんなのダメだ!他の人がこんなの見たら・・・こんな犬耳の浪人生が、兄なんてでも、よし!断ろう!)


「レヴィちゃん、ごめんね!僕みたいな犬耳は、君みたいな可愛い小さな女の子を妹なんて、他の人がなんて、思うか分からないよ!」


レヴィは、耳を引っ張った。


「い、痛いよ〜!」


引っ張っているが、まだ子供のため力が弱くちょっとだけ、痛みを感じる程度だった。


「い〜や〜だ〜レヴィは、悠お兄ちゃんが、好きなの!この耳がなかったら、レヴィのお兄ちゃんになれるの!」


泣きながら、引っ張っていた。


「わかった。だから、泣きやんで!」


レヴィは、泣きやみ笑顔になった。

素直でいい子だな〜


「それじゃあ、お兄ちゃんになってくれるんだね!」


レヴィを地面に降ろし、しゃがみこんでレヴィと目を合わせた。


「それじゃあ、レヴィのお兄ちゃんになるね!でも、逃げてって言ったり、危ないって言ったら、すぐに僕から離れてね!あと、僕の耳を引っ張っちゃダメだよ!僕の耳がなくなっちゃうから。約束出来る?」


レヴィは、大きく何回も頷いた


「それじゃあ、ユグドラシル?って所に行こっか!」


もう1回レヴィをおんぶして歩き出した。


「レヴィ、ユグドラシルってどんなところなの?」


だが、反応はなく、横を見るとレヴィの顔がありぐっすり寝ていた。


(疲れてたんだな。でも、どうして、あんなところにレヴィだけしかいなかったんだろう?

誰か大人もいなかったし・・・あぁあ、考えても無駄か。とりあえず、レヴィのために、ユグドラシルに行って宿でも、借りなきゃ!)


「おい、悠。お前なんで・・・死んでないんだ・・・?」

聞き覚えのある声だった。


振り向くと・・・


「あれ?なんで、ビラルさんがいるんですか?」

ビラルは、こっちに近づいてきた。僕を抱きしめた。


「お前が死んだと思った・・・良かった」


少し掠れた声だった。


「ビラル・・・さん?泣いてるんですか?」

僕達から、離れて木の裏に行った・・・


「そ、そんなわけないだろ。私は神だぞ。お前が死んだら、私の神というメンツが潰れるんだよ!だから・・・こんなことにもうなるなよ。」

優しい声だった。声だった。


「あっ、すいません?」

(ビラルさんに、こんな一面あるんだ)


「悠、これやるよ。護身用として、持ってきた剣だ。私は、ある程度の魔法使えるから、お前何も装備してないだろ?持ってろ!」


あれ?聞こえてなかったのかな?


「ビラルさん。僕の内心聞こえないんですか?」

不思議そうにこっちを見てきた。


「あっ、ほんとだ。お前のうるさい内心が聞こえないな!変なこと言ったらどうなるか分かるな?」


(さっきまであんなに悲しそうだったのに、いきなり脅迫?なんか怖いから、ビラルさんのこと言うのやめよ。)


「ビラルさん。天界に帰んないですか?」

いきなり怖い目付きになった。


「1回下界に来たら、1ヶ月間は、天界に帰れないんだよ!お前のせいだぞ!」

困惑した。


「・・・酷くないですか?僕、死んだなんて言いましたか?」

ビラルの顔が赤くなった。


「お前が、あんなに死にそうな声してたからだ・・・だから、もし、お前が死んでたら、お前の死体だけは、持ち帰らないと思って・・・い、いちよう、お前を転移させて身だからな・・・」


そのとき・・・


「「「きゃぁぁぁーー!!」」」


前の方から叫び声が聞こえた。


「なんだ?叫び声?ビラルさん行った方がいいですね!」

声のした方に、走った。


「悠。その娘は、任せろ!私は下界に来たら、魔法を制限されていて、1日に1回しか使えない。だから、ステータスが上がってるから、勝てるはず・・・」


「はず・・・ってとりあえず、時間稼ぎまでは、しときます。」

悠は、レヴィをビラルに渡し声のした方に急いだ。5分ぐらい走ったら、ひらけたところに出た。


「大丈夫ですか・・・?」

そこには、狼型のモンスターと白銀の髪のレヴィに少し似た女の人がいた。


「なんかレヴィに似てないか?僕はかてるのか?・・・この人を助けるには、や・・・やるしかないか!」


「行くぞーー!!!」

と走こんだ瞬間コケた。


「あっ、痛った〜〜なんで、こんなところに石が、まさか・・・お前が?」

モンスターは、不思議そうにこっちを見てきた。


「そんなわけないか・・・やっぱり慣れてないのか?まぁそんなのいっか・・・行くよ!!」


狼型のモンスターを目掛け一直線に走り出した。


「早く助けなきゃ!おぉおぉぉりゃーーー!!」


体目掛け剣を振り回すと致命傷を与えた。

(このままなら・・・勝てるはずだ・・・!)


だが、いきなり狼型のモンスターが後ろに後退した。

その瞬間に狼型のモンスターが遠吠えを上げた!


「「「アオォォォォォンン!!!」」」


草むらから小さな狼型のモンスターが出てきた。


「そんなのあり!?やるなら、慣れてからにしてよ!!」

後ろから、ビラルが来た。


「お前・・・まだ、倒してないのか!?もうちょっと頑張れよ・・・私がやる!その女をどけろ!私の後ろにいろよ!」


悠に近づいた。


「お前ら、如きに使うのは、もったいないが・・・悠がまだ弱くてな。悠、剣を貸せ。仕方ない。」

狼型のモンスター目掛け走った。

「悠は、バカだーーー!!!」

(や・・・やめて〜〜)


「ここは、終わったぞ!悠。先を行くぞ。そろそろ、夜になるからな・・・そっちの女の方が重いから、この娘を持ってろ。」


(終わったのは、良かったけど・・・モンスターにも、僕がバカって言わないで欲しかった。メ・・・メンタルが持たなくなる。)


「はっ・・・はい!」


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