サービス回 温泉!
「ねえ美景。」
「なになにのーちゃん。」
「私たちなんで人間に戻ってるの?」
「なんでだろうね~。」
「・・・・」
「それにここどこ?ちょっと汚い部屋に見えるんだけど。」
「部屋自体はきれいだけど物が散らかってるね。」
「・・・・」
「いきなり人間に戻されるわ、きったない部屋に連れ込まれるわ。いったい何様のつもりなんだか。」
「まあまあのーちゃん。そんな誘拐犯みたいなこと言ったら失礼だよ。」
「・・・・ごめんなさい。」
「はあ!?」
「ひぃ!」
「やっと私たちがルーナたちと幸せいっぱいで楽しく過ごせると思ったのにいきなりこんなところに呼び出してごめんなさいですむと思ってんのか。あ~ん?」
「のーちゃん顔が怖いよ!冷静に、冷静に。」
「そうそう希。あんまり大きな声出すとご近所迷惑だからやめて。」
「あんたのアパート隣ないでしょうが。」
「いやでも下と上はあるから。」
「あと何呼び捨てにしてんの?」
「あ、ごめんなさい希ちゃ」
「ん?」
「・・・希さん。」
「形無しだね~。」
「こんなじゃじゃ馬になるとは思ってなかったよ。」
「なんか言ったか?」
「ごめんなさい!」
「・・・・で?なんでこのタイミングで呼び出したわけ?」
「ええっとですね・・・それはその~・・・」
「はっきり言う!」
「はい!この間わたくしめ誕生日を迎えまして!それで誰かに祝っていただけないかと思いましてはい!」
「・・・お、おう。なるほどね。で、友達少ないから私たちが呼ばれたと。」
「はい・・・。」
「元気出して、作者さん!」
「ありがとう。そんなこと言ってくれるの美景・・・さんだけだよ。」
「それで?具体的にはどうすればいいん?」
「えっとですね。とりあえずなんかこう、特別なお話なんかしていただけるとありがたいというかなんというか。」
「ようするにネタ提供してほしいってこと?」
「さすが美景さん!話が早い!」
「作者の誕生日って確か11月23日だったよね?」
「は・・・はい。それがどうしましたでしょうか希さん。」
「それって勤労感謝の日だよね?」
「お、おっしゃる通りです。」
「じゃあなんで勤労感謝の日にサービスしなかったの?」
「いや、それはですね。最近いろいろ立て込んでて忙しかったというかなんというか。」
「私たちはそのころモンスターと死闘を繰り広げていたわけだけど、作者はそれよりも忙しくしていたと?」
「・・・ネタが思いつかなかっただけです。」
「素直でよろしい。」
「まあまあそんなに責めないで上げて!作者さんだって何かしたかったけどできなかったってだけなんだし。」
「はあ~。じゃあ今回は作者の言う通りにするってだけでいい?別に読者の人にあれしてほしいとかこれしてほしいとか聞いてないんでしょ?」
「あ、いやそれはちょっとリアルで知り合いの人にちょっとだけ聞いてて。」
「ほう。聞こう。」
「それが美景さんと希さんがその・・・百合百合したところがみたいらしく・・・。」
「はあ!?誰だそい」
「いい~じゃな~い!!それいい!すっごくいい!!すぐやりましょう今すぐやりましょうハリー!!!!」
「ということで温泉に移動します。」
「ちょ、おい!勝手に話し進めんな!」
作者の部屋からところ変わって有名温泉街の温泉脱衣所にやってきた希と美景。
作者は都合のために宿の部屋で待機しております。
「はぁ~。いいお湯。」
「久しぶりの温泉。というか風呂に入るのすら久しぶり。生きててよかった。」
「きもちいいね~のーちゃん。」
「まあ作者には簀巻きになってもらったし、風呂は気持ちいいし、今回の事は水に流してもいいかな。」
「温泉だけにね。」
「ところで美景。」
「なに?」
「また大きくなった?」
「そんなことないと思うけど・・・。のーちゃんがいつも揉みに来るからかな~。」
「そんなこといつやった!」
「あれは小学生の事だった。当時胸はどうやって大きくなるのかわからなかったのーちゃんに私が揉めば大きくなるよと言ってあげたらおもむろに私の胸を」
「そんな昔のこと言うな!てか今に全く関係ないことだから!」
「あの時ののーちゃんかわいかったな~。なんで私の胸をもんでくるのか聞いたら「お母さんの代わりに美景ちゃんの胸を枕にするの!」て真剣な顔で言ってきて~」
「やめて!黒歴史だからやめて!」
「今なら枕になると思うよ~。ほら~!」
「ちょ、やめて!苦しい!」
「も~。そんなに照れなくてもいつでもしてあげるから~。」
「だからそんなんじゃないって!」
しばらく温泉でイチャイチャ・・・ゆっくりした希と美景は、このあとちゃんとエレアナのところに戻されたのでした。