1
気づくとそこには知らない美少女がいた。そう、美少女だ。ここ重要な。
「やっと目覚めてくれましたね!雄介くん。」
ん?なんでこの美少女は俺の名前を知っているんだ?
「なんで俺の名前知ってるのかな?あとここはどこ?君は誰?」
「ちょ、ちょっとまってください!いっきに質問されても答えられませんから。落ち着いてください!」
「あ、ごめんなさい」
「とりあえず、いったん何が起こったのか整理してみましょう。雄介くんは死ぬ前のことを覚えていますよね」
「ああ、覚えてる。とっても痛かったからな」
すると、目の前の美少女は両手を床につきガーンという効果音がつきそうな顔になる。
「そうですよね・・・。それについてはごめんなさい!あの蜘蛛を使ってたの私なんです」
「そうだったのか。ならお礼をいうよ。俺を殺してくれてありがとう。」
俺がそういうと、彼女は驚いた表情に変わる。
「えっ・・・。でも、痛かったんですよね。苦しかったですよね。雄介さん」
「そりゃ、痛かったけどさ。それ以上にあの環境にいるのがつらかったから、君には救われたことになるね」
「そうですか?それならよかったです。ちなみに私は神です!」
「あ、やっぱり?」
「やっぱりって、反応薄いですね・・・」
「まあ、これだけのことができるのってたいていはそうゆう存在じゃない?」
「まあ、そうですけど・・・」
「それで、俺はこれからどうすればいいのかな?」
「そうそう、そのことについてはなしがあったんですよ!雄介くんには選択肢があります。
1;このまますべてを忘れて輪廻転生の輪に乗る
2;クラスメイトのもとに今度はユニークスキルをもらって戻る
3;私と一緒に神様としての仕事をする
どれにします?私としては3を選んでほしいのですが・・・」
「まあすぐには決められないからとりあえず3でもいいかな」
「は、はい!もちろんOKですよ。もともと転移も私の不手際で起きてしまったことなので」
そうゆう神様はまた落ち込み始めた。
「まあ、それにかんしてはもう気にしてないからいいよ」
「わかりました。なら早速ですが仕事を任せてもいいですかね。ああ、仕事と言っても簡単なものですので」
「わかった。それでどんなことをすればいいのかな?」
「雄介さんの転移した世界はよくある剣と魔法の世界なんですが、そこでは一部の人間に天啓という神様が送るユニークスキルを定期的に与えなければならないのです。まあ簡単に言いますと、勇者とか賢者とかそういったものです」
「わかりました。それでどんな風にすればいいの?」
「まず最初に国の天啓を聞くスキルを持った人がいるのでその人に与える人のことを教えて、そのあとでその人にユニークスキルを与えてください。とはいっても、パワーバランスが崩壊するようなものはやめてくださいね」
「わかった。要するにレベルアップで周りの人よりもステータスの上昇値が高く上昇するくらいのと魔法が人より二つか三つ多く使えるくらいにすればいいんだね」
「はい!覚えが早くて助かります」
まあ、このくらいはラノベを読んでれば大体わかる。
「なら、お願いしますね。覚えてもらう仕事はまだありますから」
「わかった。これからよろしくね。神様」
「はい。これからよろしくお願いしますね。雄介さん」
こうして俺と神様の仕事が始まった。