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久しぶりの投稿です。ごめんなさい



沙織は素敵な女の子だった。


素敵で、素敵で、いつもそばにいると自分は引き立ての姿をしているように思えた。





「さおり?」


戸惑ったように隣にいる沙織を見た。戸惑ったようにちらりちらりと沙織に視線を向けた。沙織は深いため息をついた。


「大丈夫……」


小さく沙織は一度呟いて、頷いた。自分に言い聞かせるようにもう一度今度はゆっくりとはっきりと言った。


「大丈夫、だいじょうぶだよ」


強がる彼女がやっぱりどこか寂しげで何だか悲しくなった。私に、いったい、何ができるというのだろう。


“ともだち”に出来ることってたかがしれてるよね、って私に言ったのは一体誰だったか。もう今は思い出せない。ただ、その言葉が何故が頭の中でよぎった。

“ともだち”って口で言いながら、私は介入を恐れている。それはわかっていた。だからなのか、何をしていいか、何と声をかけていいものかわからなかった。


「タケ!」




素早く武が教室に来たことに気づいた沙織はフイと窓から顔をそむけた。

さっきは何も武について言わなかったのに、と私はため息をつきながら、沙織と武に視線を向けた。


沙織と武のもとに行こうとは思わなかった。




何となく、あの2人が話しているときに私は自分の居場所がないように感じてしまう。そう思ってしまう自分がひどくいやで、私はいつもあの2人が2人だけで話すときには近づかないように気を払っていた。




外の様子にもう一度視線を向けた。さっきの子が友達に囲まれているのが見えた。

彼女は沙織みたいな性格なのだろう。

周囲に人があふれてその中心で朗らかに笑みをこぼす。憧憬と嫉妬が、頭から離れない。



外から目線を外して、自分の席に着く。そして、いつものように読みかけの本を開いた。



自分で書いててなんなんだけど……。この主人公、書きにくい(笑)

次回は新キャラ、登場、のはず……

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