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しばらくお休みします。来週には戻ります。詳細は活動報告にて。




私たちの世界は偽りだらけだ。そう感じたのはいつからだっただろうか。






沙織、という少女は活発な女の子だ。


陸上をずっと続けていて、私は高校に入学してしばらくしてから出会った。




あれはたしか、部活の勧誘に私が断りきれなかったときに割って入ってくれたのが沙織だったのだ。


本来、部活に入る気の全くなかった私は部活勧誘で、しつこく勧誘されても断るすべがあまりなかった。“入るつもりがありません”と言っても“ちょっとだけ”としつこい勧誘を受けていたのだ。


「嫌がってるじゃない!!」


って先輩相手にひるむことなく言い切ったのを覚えている。





私とは似ても似つかないようなその性格に、憧憬を抱いた。

沙織は私の憧れとなった。

周囲に人を集める沙織。

明るく、面倒見のいい沙織。




どこをとっても、沙織は私の憧れだった。




それ以来特にこれと言って言葉を交わす機会はなかった。

初めて沙織とちゃんと会話を交わしたのは体育祭の前だった。運動の苦手な私に沙織が声をかけてくれたことがはじまりだった。



「苦手なの? なら一緒に練習しよう?」


「え? でも、沙織ちゃんは」



もうできているじゃない、と続けようとしたらシーッと口に指をあてた。


「ちょっとサボりよ。だから気にしないで! あれだけ人数いたらばれないわ!」


いたずらに笑って差し出されたその手は、すごく、温かく感じた。





そしていつの間にか沙織と行動を共にするようになった。そうやって私は沙織と仲よくなったのだ。





視点はすべて主人公の私視点です。わかりにくくてごめんなさい。“私”の名前がまだでない……

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