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リブート・オブ・アーク  作者: 和幸雄大
第1部:滅びの姫と眠りし少年
1/12

プロローグ

二千年前――。


栄華を誇った科学文明〈アストレリウム〉は、突如として歴史から姿を消した。

その理由を知る者は、もはや誰ひとりとしていない。


二千年後。

やがて文明の灰燼の上に、息を吹き返した人類が新たな文明〈アルセリア〉を築いた。


この世界を導いたのは、異世界から現れたとされる七人の“転生者”。

彼らは魔王を討ち、人々を救ったと英雄譚に語られ、やがて人々から〈七聖〉と呼ばれる存在へと昇華していった。


数百年の時を経て再び現れた七聖によって制定された《転生者特権法》はこう告げる。


 ――「転生者の命令は絶対」


突如発布されたその告知は万人に課され、従わぬ者には死が与えられた。


そして今。

最後まで転生者たちの支配を拒み続けたレグノル王国は、ついに陥落した。


白銀の城は黒炎に呑まれ、誇り高き王都は瓦礫と化す。

レグノル最後の王女――セリナ=リュミエール・レグノルは、忠臣を失いながらも、ひとり峡谷の奥へと逃げる。


だが七聖の一人、黒の魔女ジュリア・マクミルランの魔法が大地を砕き、彼女の足場を崩した。

雪と土砂に飲まれ、暗闇の底へと落ちる姫。


 ……そして。


苔むした鋼鉄の床、奇妙な記号が刻まれた扉。

そのさらに奥、透明なカプセルの中で眠る――一人の少年。


崩れた地下の奥で、彼女と彼は出会う。

二千年前、科学文明末期に病に倒れ、冷凍保存された“旧き時代の人間”。


その目覚めは、封印された科学の残響を呼び覚まし、

魔法が支配する世界に、失われた時代の記憶が息を吹き返す“再起動”の火を灯す。


 ――これは、文明と文明が交錯し、再び運命が動き出す物語。

初めての投稿で恥ずかしい限りですが、アオトとセリナがどのように

変わっていくかを書いていきたいと考えています。


今後もよろしくお願い申し上げます。

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