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ひとひらの花弁  作者: yukko
ひとひらの花弁
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色々

あの合コンの時のもう一人の友達がどうやらアプリで出逢った女性と付き合い始めそうだ。

どんな子か全く分からない。

モテ男と言ってもいいくらいモテるあの友達とは違うようだ。

モテ男くんは将来を見据えていると言った。


「プロポーズしたんだ! そしたらOKしてくれて………。

 お前、来てくれるよな結婚式。」

「そうか! おめでとう!

 勿論、参列させて頂きやす。」

「まだ、式場も決まってないけどな。」

「挨拶は済んだのか?」

「終わったぁ~。緊張したぁ~。」

「そうか、良かったな。おめでとう!」

「彼女も忙しいんだ。」

「なんで?」

「友達が結婚するそうなんだ。」

「それ! 誰!」

「どうしたんだよ。食いつきが良すぎて怖いわ!」

「あの子なのか?」

「あの子って?」

「あの子だよ。合コンで大人しかった子!」

「あぁ、まぁちゃん。」

「そう! その、まぁちゃんだよ。」

「なんかさ、お見合いしたんだってさ。今時お見合い?って思うよな。」

「うん。それで、どうなったんだ?」

「ダメだったらしいんだ。」

「ダメだった……良かった……。」

「なんかさ、あの子アトピーなんだってさ。」

「うん。知ってる。それで?」

「え? 何で知ってるのさ?」

「それよりも! 見合いの話!」

「俺たちが知らない間に会ったな?」

「いいから話を続けて!」

「へいへい。………あの子は体中が傷だらけだって話したんだってさ。」

「見合いの席で?」

「そう、直ぐに話したんだって……言わなくても良さそうなのにな。

 真面目なんだろうな。だから言っちゃったんだな。

 彼女が言ってたよ。凄く真面目な子だって。」

「真面目なのは知ってるから、見合いの続き!」

「急かすなぁ……。

 見合いの席でアトピーの話をしたことで相手が断ったんだってさ。

 恋愛で付き合っていて凄く好きになって……なら……

 アトピーで断ることは無いだろうけどな。」

「そうだな。……でも良かったよ。

 好きでもない人と結婚しなくて!」

「そうだよなぁ……ってか、お前、なんで色々知ってるんだ?

 まさかぁ~好きになったのか?」

「それは無い!」

「そうかぁ~? 気になって仕方ないんだろ?

 それは好きになったってことじゃん。」

「違うんだ。……ちょっと……罪悪感なんだ。」

「罪悪感? なんで?」

「合コンの時にメイクしただろ?

 それがきっかけになって、あの子の顔、アトピーが酷くなったんだよ。」

「へっ? そうだったのか?」

「うん。だから何となく……な。気になってしまうんだ。」

「そうか……。

 まぁ、なんだ……結婚だけが人生じゃないからな。」

「それ、お前が言う?」

「悪いか?」

「これから結婚するお前が言う?」

「俺は! 結婚して彼女と一緒に幸せになりたい!と思ってる。

 でも、色々でいいと思うんだ。」

「そだな。」


あの子が無理して結婚しなくて良かったと思った。

いつか自信を付けられるようにアトピーが改善したら良いのになぁ……と思った。

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