表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
ひとひらの花弁  作者: yukko
ひとひらの花弁
8/45

モテる男(友達)

店を出ると、店に入ろうとしていた子とバッタリ出会ってしまった。

あのネットゲームの子だったから、友達も俺も驚いただけではなく恐怖に包まれた。

「なんで居るんだよ!」と言った後、友達は俺の背中の後ろに行き、顔も合わせたくない様子だった。

全く動じずに友達に近づこうとするネットゲームの子。

俺も怖くなった。

友達は顔色が青くなっていた。

それも無視して話し始める女の子。

気が付いたら俺が相手をしていた。


「今日、休んでよかったぁ~。」

「会社を休んだのか?」

「会社の外で待ってたのよ。

 すると出て来たから、私、どこへ行くのか知りたくて付いて来ちゃったの。」

「付いて来ちゃったって、それストーカーですから!」

「ねぇ、どうして話してくれないの?」

「あんたのすることが怖いからだよ!」

「ねぇ、どうして……あんたが話すの! 邪魔よ!」

「おい……お前の気持ち、ハッキリさせないと終わらないぞ。

 俺の後ろに居てもいいけど、話だけはハッキリつけないとな。」

「だ・か・ら! あんたは邪魔なのよ! 黙ってて!」

「俺は! あんたが嫌いだ!」

「えっ?………嘘………嘘よね。」

「嫌いだ! 大嫌いだ! こんなことする女なんか大嫌いだぁ!」

「どうしたら前みたく好きになってくれるの?」

「好きになったことなんか無い! 一分も無い! 一秒も無い!」

「嘘よ……嘘……。」

「俺の気持ちを勝手に決めないでくれ! 俺は大嫌いだ!

 もう俺の前に来ないでくれ! もう会いたくないからゲームも辞めたんだ。

 二度と顔も見たくない!」

「…………うっ………ううっ………。」


泣きながら走り去っていくネットゲームの子。

青かった顔が激高して赤くなっていた友達に「お前、出来るじゃん!」と言うと、友達は「これで終わったんだよな。」と俺に同意を求めた。

俺は「うん。」とだけ言った。


⦅しかし………モテる奴は大変だなぁ……。⦆

「駅まで一緒に歩こうぜ。」

「おう。………今日はありがとうな。」

「二度と無いことを願う!」

「……うん。」

「彼女とはどうなんだ?」

「今日のことを話すよ。」

「俺からも言った方がいいか?」

「否、俺だけでいい……というか、お前に会わせたくない!」

「なんでだよ。」

「……お前、好きにならないか?」

「なるわけないじゃん。」

「そうか?」

「うん。タイプじゃないから。」

「そっかぁ……良かった。」

「なぁんだ。お前もぞっこんなんだな。」

「可愛いし、仕事も頑張ってるし、イキイキしてる。」

「そっか……良かったな。まぁ、なんだ……上手くやれよ。」

「うん。」


女子にモテたことが無い俺は、本音で羨ましい!

ちなみに男子にもモテたことは無い。

男子にモテるのは……困るし、怖い!と思っている俺なのだった。


そうだ……あの子はどうして居るんだろうか?

俺の心の中に残っているあの子への罪悪感。

少しずつ大きくなっていた。

それに気になるのだ。

「結婚するって本当ですか?」って聞きたい。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ