テラ崩壊
ユノのガーディアン部隊サザンクロスが飛び立って行くのが見える。
まずはユノに攻撃を仕掛けその隙にカノンとアグネスでアランを救出に向かう。
我王達は援護しながらユノのマザーコンピューターを破壊する手筈だ。
アグネスのメイン画面にカインが現れた。
「アグネス、出撃だ!我々は後方を守る。ユノの空母に潜入したらメイン画面を切り替えろ、実が取り付けたICチップがクロノスの在処を示してくれる」
「了解!」
アグネスはカノンと供に出撃した。
大気圏を抜け、宇宙空間に入る。
テラが後方のスクリーンに映し出されている。
アグネスはカイン達の軍団が追いかけて来るのを確認した。
操縦席のランプが点灯し、敵機来襲を告げる警戒音が響き渡った。「お出ましね!かかってきなさい!」
アグネスはケルベロスの首をもたげビーム照射の照準を合わせた。ところが、ある一定の距離をおいて敵は近付いてこようとはしない。
「一体どうして?」
アグネスはカインと通信した。
「カイン様、これはどういうことでしょう?」
「…わからない。こちらの出方を待っているのか?もう少し様子をみよう。罠かもしれん」
アグネスうなずいた。どれくらいの時間が過ぎたろう?
アグネスが痺れをきらしたころ、ユノの大統領トニー・ハミルトンの声明が流れてきた。「我々ユノはただいまここに、この戦争の終結を宣言するものとする。テラ人は速やかに降伏し、我々ユノの保護下に入るものとする」
我王は耳を疑った。
「正気の沙汰か?何を言っているのだ。戦いは今始まったばかりではないか…」
そのとき物凄い衝撃波が後方から飛んできた。
あまりの勢いにテラ軍団の隊列はまるで嵐のようにメチャクチャに散らばっていった。
「こ、これは一体!?ユノの新兵器?」
まるで嵐に飲み込まれる木の葉のように揉まれながらアグネスは必死に舵をとった。
ふいにカノンの絶叫が通信で入ってきた。
「キャアア!そんな…イヤァァァ!」
アグネスはやっと態勢を整えるとメインスクリーンを急いで確認する。
そこに映し出されたのはテラの断末魔。この世の終焉であった。




