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お節介ヨンちゃん

アグネスの落ち込んでいる姿を見て洗濯係のヨンが声をかけてきた。

「どうしたのアグネス?元気ないわね〜イーサンの言うことなんて気にしちゃダメよ!いいじゃない食事が10分遅れたくらいどうってことないって」

ヨンはアグネスと部屋が隣でなにかと面倒をみてくれていた。

昼食が遅れたのが10分ですんだのもヨンが手伝ってくれたおかげなのだ。

「ありがとう…心配かけちゃったわね。ヨンはまだ12歳なのにずっと大人びててなんだか私の方が子供みたい…恥ずかしいわ」

ヨンは小さな手でアグネスの肩を揉んでくれた。

「私の方が先輩なんだもん気にしないでよ」アグネスは微笑した。「優しいなヨンは…」「うふふ分からない事はなんでもこの私に聞いてちょうだい!」

ヨンは胸を反らしてウインクしてみせた。

「じゃあね、早速だけどヨン先輩に聞きたいことがあるんだ…あのねアランの事なんだけどね。どんな人なのかな?」

ヨンはしたり顔で腕組みした。

「そりゃ気になるわよね。あんな姿してちゃさ」

アグネスは身を乗り出した。

「どんな経緯でここに来たのかな?」

「う〜ん。イーサンの話じゃ政府からの紹介だったみたい。噂じゃあテラ人じゃないかって。テラでは天変地異のせいで人が獣みたいになる病気が流行っていたらしいの。それでユノに助けをもとめに来た彼を政府が助けて命をとりとめたって話よ。怖いわね〜!私その話を聞いてゾ〜ッとしちゃったわ」

アグネスは目が点になってしまった。

よくそんな話が思いついたもんだわ!

ユノが意図的に流した噂かしら?

「アラン自身は何も話さないの?」

「だってさ…そんなの聞けないよ。怖いし」アグネスもなんとなく気付いてはいた。アランはいつも独りだ。子供達もアランの側を避けて通る。

考えこんでいるアグネスを見てヨンはピンときた。

もしかしてアグネスはアランに気があるのかしら?まさかね〜…でもこの悩める乙女の姿はやっぱり〜…

だとしたらここはひとつヨンちゃんが頑張るしかないんじゃないの?よ〜し任せときなさいよアグネス!

アグネスはヨンがそんな事を考えているなど思いもよらずアランに酷い事を言ってしまったとただ後悔ばかりしていた。

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