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スタンド バイ ミー

我王達がテラへの潜入を果たした頃、カノン達は新たな決断を迫られていた。

「嫌よ!みんなと離れになるなんて絶対嫌!」

ぐずるシシィをカノンはギュッと抱き締めた。

「お姉さま私をそんなとこにやらないで。お願いお願いよ〜」

ナオミの顔には有無を言わせぬ厳しさを見てとり、カノンはシシィに言い聞かせた。

「シシィ、あなたは私達と違ってまだ子供だわ。学校にも通って友達をたくさんつくらなくちゃ。私達はここにいる、あなたは独りぼっちじゃないのよ。学校は全寮制だけれど、お休みの時はここに戻っていらっしゃい。あなたは大事な家族なんだから」

「家族?」

「そうよシシィ。あなたは私達みんなの可愛い妹なんだから」

エリザベートはシシィの柔らかい髪をなでながらマシュマロのような頬にキスした。

アグネスはクスクス笑いながら「いつまでも赤ちゃんねぇシシィは。実がいたらきっと怒られてるわよ。しっかりしろシシィ!それでもガーディアンズブレインのメンバーか?ってね」

シシィはハッとしてカノンから離れ、涙を拭った。

「実に笑われたくないわ。私…」

アグネスはカノンにウインクした。

「ナオミ…シシィを頼みます。この子は天才です。その才能を埋もれさせてはいけないわ。きっと実も哀しむもの…シシィあなたの夢はなに?」

「私の夢?」

「そうよ、もう忘れちゃった?」

シシィはブンブン首を振った。

「私の夢は誰にもまけないガーディアンパイロットになること!」カノンはうなずいた。「あなたなら出来る!そしていつかまたMINORUのガーディアンに乗るの。ね?」

シシィはもう泣いてはいなかった。

胸の奥から実の声が聴こえる。

「シシィ、それでこそ俺のパイロットだ!」実…どうか私を見ていてね。

シシィは今まさに翼を広げ、大空に羽ばたこうとしていた。

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