子供神輿で大騒ぎ
子供会の行事を思い返した時、一番しんどかったのはバレーボールだ。
何しろ運動神経が悪いので、レシーブは後ろに飛ぶし、トスはうまく上がらない。
心底やりたくなかったが、逃げることもできず、いやいや練習に参加した。
二つ年上の姉がいるが、遺伝の問題なのか、やはり運動神経が悪かった。姉妹揃って補欠とは、姉もいたたまれなかっただろう。
◇
真夏の子供神輿は強烈な思い出だ。
小さな神輿を担いで、町内を練り歩くのだが、商店街の盛り上がりがすごかった。
「わっしょい!わっしょい!」
掛け声と共に商店街に入ると、大人達が水の入ったバケツを持って待ち構えている。
皆、店の前に出てきていて、商売どころではない。
神輿が近づくと、あちこちからバケツの水を掛けられる。
これが気持ちいいのだ。
汗でびしょびしょだった法被が、今度は水でずぶ濡れになる。
なんかもう、笑いが止まらず、大人も子供も大興奮状態だった。
神輿の最終地点は公園だ。
係のおばちゃん達が用意してくれたおにぎりや飲み物に、腹ペコの子供達が殺到する。具も入ってないただのおにぎりと沢庵なのに、めちゃくちゃ美味しかった。
地べたに座り、皆でおにぎりを頬張る。
お腹がいっぱいになると、心地よい疲れで次第に無口になっていく。
そんな光景が今だに忘れられない。
盆踊りについては「70年代子供だった私が見た商店街のおかしな大人たち」に書いているので、気が向いたら、そちらもお読みください。