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お姉さんと兄貴達がやって来た2

   2話  朝にも襲来する



 ................ん?


 朝の6時頃、目が覚めるとふと横に何かの

 感触がした。


 「...........あやねぇ、何してんの?」


 俺の横にはなぜかあやねぇがいた。

 

 「おはよう玲二君、いい朝だね」ニコッ


 そう言って、あやねぇは優しく微笑んだ。


 「おはよう、ってだからなぜここにいる

 んだよ!」


 「だって玲二君のかわいい寝顔が見たく

 って、ついね。」


 「いやだからって俺の布団の中に入って

 くるのはどうかと思うよ?.....」


 まったく、朝からこれかよ…

 あやねぇがいるということは、つまり..


 「「綾音!ここにいたのか」」


 セットで兄貴達が来るんですよね、はい。

 朝から騒がしくなるわ〜…




 

 

 「はぁ〜、朝から疲れるわマジで」


 そう呟き、俺は洗面台で顔を洗っていた。

 洗い終わり顔をタオルでふいていると、

 奴が現れた。


 「玲〜二君,」


 あやねぇである。


 「はぁ、どうしたの、あやねぇ」


 「朝ごはんの準備ができたから呼びに

 来たんだよ。」


 「それはわかったけどなぜ抱きついて

 くるし........」


 「え〜,別にいいでしょ」


 (あやねぇは本当によく俺に抱きついて

 くるよな、まぁたぶん俺を弟みたいに可愛

 がっているんだろうけどさ。)


 



「おぉ!うまそうだなぁ」


 俺はテーブルに置かれた朝食を見てそう

 呟いた。


 「そりゃそうさ、僕と綾音が作ったからね」


 「オレを除外したんじゃねーよ光輝!」


 「でも龍也は僕より手伝えてなかったじゃ

 ないか」


 「なんだと!」



 あ〜あ、また喧嘩が始まったよ。でも

 まぁ〜二人は恋のライバルだからしょう

 がないよな、あやねぇはたぶん気づいて

 ないんだろうけど。


 基本的に俺は兄貴達の恋のバトルには

 関わらないようにしている。

 そもそも俺はそこまで恋愛に興味があ

 るわけでないし、兄貴達のファンクラブ

 に迫られて女子がめんどくさくなってし

 まったのだ。  

 (思い出すとあれは地獄だった.......)


 「二人とも喧嘩はダメだよ。」


 「「ごめん(すまねぇ)綾音 」」


 さすがはあやねぇだわ、二人の喧嘩を

 簡単に止めたよ。 あやねぇ最強説、


「それじゃあ 食べよっか」


「「「「いただきます」」」」






 さて、朝食も食べたことだし、あとは

 学校に行く準備だけだな。



 

 「玲二君,忘れ物はしてない?」


 あやねぇは当たり前のように俺の部屋に

 入ってきていた。


 「まぁたぶんないと思うよ、」


 「本当かなぁ〜そう言ってよく忘れ物

 してなかった?」


 「否定することができない」


 俺は昔からちょくちょく忘れ物をして

 いてよくあやねぇがチェックしにくる。


 「うん、今回は大丈夫そうだね....」


 そう言ってあやねぇは少し残念そう

 にしていた。


 「それじゃあ行こっか」


 「そうだねあやねぇ」



 ガチャッ


 「綾音、玲二はやく学校に行くよ」


 「玲二、あんまり綾音に迷惑かけてん

 じゃねーぞ」


 「ごめん、兄貴すぐに行くよ」


 

 さてと、これから頑張っていきますか…






 


 


 


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