お姉さんと兄貴達がやって来た
1話 お姉さんと兄貴達の襲来
「あやねぇいらっしゃい、今日はどうし
たの?」
「うん、今日はお母さんが帰り遅くなる
からこっちで食べようと思って。」
あやねぇの家は三人家族であり、両親は
共働きであまり家にいないことが多く、
うちで夕食を食べに来ることがある。
「玲二,夕食を食べる前に手を洗うん
だよ。」
「わかったよ、こうにぃ」
「ふぅ〜 カレー美味かった〜」
四人でカレーを食べた後、俺は部屋に戻っ
てベットの上で猫ちゃん動画を見ていた。
「それにしても猫ちゃんはマジかわいい
よな〜本当。」
俺は動物が大好きで、その中で特に猫が
大好きなのだ。学校やバイトの疲れをいつ
も癒してくれる。
俺が猫ちゃん動画に夢中になっていると、
「玲二君,何見てるの?」
「うわぁ! 」
いつの間にかあやねぇが俺の部屋に入って
きて俺に抱きついてきた。 ふ、不覚!
「ノックぐらいしてくれよ、あやねぇ〜」
「え、ちゃんとしたんだけど?」
「え、マジで!」
そうだったのか、俺どんだけ夢中になって
たんだよ.......
「それよりあやねぇ何しにきたの?」
俺が気になって聞くと、
「玲二君に会いたかっただけだけど?」
そう言ってあやねぇは俺にさらに抱きつい
てきた。 あやねぇは実はかなりの巨乳で
正直このスキンシップは男としてはやめて
ほしいものだが、言ってもやめてくれない
んだよな..........
まぁ、俺はあやねぇのことは姉みたいもの
だからなんとかなるけど。
「兄貴達のところに行きなよ、俺なんかに
構ってないでさ。」
兄貴達なら絶対喜ぶと思うからな、あと
そのスキンシップとかも。
「え〜 そんなこと言わないでよ玲二君」
「兄貴達が寂しがってるだろうし、俺は
これから猫ちゃん動画の続きを見るという
使命があるのだ!」
「え〜そんな寂しいこと言わないでよ〜
玲二君」
「ダメだダメ、それにあやねぇがこっちに
きたら........」
ガチャッ
「綾音! こんなところにいたのか。」
「綾音、急にいなくなるなよ.......」
はい来たよー、 あやねぇがこっちにきた
ら絶対兄貴達がくるんだよ。
ちなみにあやねぇのお母さんが今日帰って
来られないのでうちに泊まることになって
いる。 うちは親父が出張で母さんは友人
と飲みに行って家にいないので、あやねぇ
はうちの両親の部屋で寝ることになって
いる。
「ちょっと玲二君の様子を見たくなって」
「そうなの? じゃあ僕の部屋に来て今週
の休み二人でどこに行くか決めようよ。」
「何言ってんだ兄貴! 今週の休みはオレ
と綾ねぇだけで行くんだよ!」
「あのちょっと兄貴達、 喧嘩は外で
やってくれませんか? あとあやねぇも
一緒に。」
「え〜 なんで、わたしはここに残るよ
玲二君。」
「いやだから俺は一人でのんびり猫ちゃん
動画をみたいんだよ。」
「龍也ははやく自分の部屋に戻りなよ。」
「光輝こそ自分部屋に戻れよ。」
「「ぐぬぬぬ、」」
「「綾音は僕と遊びたい
よね(な)」」
「マジでめんどくさいよこの三人......」
結局三人は1時間ほど俺の部屋に居続けた。
俺の猫ちゃん動画が、、、、