episode2 prologue2
待て。私は本物だ!
というか家に研究所併設ってどうなんよ
「ぎりぎり間に合ったかどうか…そもそもなんなんだ、地殻破壊が起きないのは…まさかどこかのアニメみたいに跳ね返ったわけじゃあるまいし…」
「そして、TV岡山など様々な建物に地下シェルターを作る法案を作ってくれた首相にも感謝しないと…」
そう言い、貴島はシェルターの中でぐっすり眠った。
隕石が地球に衝突してはじめての朝。
「もう朝なのかな?外は見れるわけないか」
隕石が大気を壊したことにより、生身で外に出ると紫外線をもろに受けるためまともには出られなかった。
「みなさーんラジオがあったのですが単3電池持っている方いませんかー?」
「ああそうだ、収録に来る前に家電量販店にて単三電池を買っていたんだ、これ、どうぞ、」
「ありがとうございます。これで周りの情報はわかるでしょう」
ラジオを持つテレビ局のスタッフはそういった後、電池を入れ、NNHK(新日本放送協会:大量の汚職などが発覚し、国が中心となり作られた新しいNHK。強制受信だが、見た量だけの料金を払わなければいけない素晴らしいNHkである。)のラジオチャンネルに切り替えた。
「こちらNNHK岡山本部。首相板部民三以下全大臣は生存が確認されました。また、東京、仙台、大阪、福岡とその都市圏ではでは公共地下避難シェルターが現在稼働中であり、未だ自宅シェルターなどに避難している方は、金属の板などで身体を覆い、公共地下避難シェルターへの避難を呼びかけています。」
そのような放送が入った直後、TV岡山地下シェルターに強い揺れがやってきた。地下シェルターは地震などでも壊れないようになっている。
しかし、隕石が落ちた後での地震は生き残っている人の精神はボロボロだった…中には発狂しだす人もいてシェルターの中はかなり悲惨な状況だった…
そんな中貴島は大阪にいる妻子のことを考えていた。妻の佳苗は大丈夫だろうか…子供と一緒に自宅のシェルターに入れたかな…寂しそうにしていないかな…と思っていたそして一週間経ったある日、避難所の物資をざっと見て妻子がいる家に戻ろうとしたのであった
「貴島さん!ほんとに帰るんですか!外は危ないんですよ!あなたをここで失ったら地球全体の損失なんです!」「妻子が心配なんだ!俺は大阪に帰る!それに…」「それに?」「私は自分の家に研究所を作ってる!紫外線除去装置も作れるかもしれない!地球全体のためにもここを出る!」「分かりました…それなら私達は引き止めません。」そうして二日後貴島は簡易的な紫外線対策のものを持ち妻子が待つ自宅に戻るのであった…
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