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Souls gate  作者: 大野 大樹
一章 救済
9/70

9.見覚え

 梛の卦のことを、聞いたのは天音にだった。

 天音というのは、中学生くらいにしか見えない子供なのだが、本人曰く神! らしく、でも、それもそうなのかもしれないと納得させられる様な、独特な雰囲気がある少女だ。

子供だけど、ちょっと常人とは違った、目立った容姿をした‥所謂「天使の様な」美少女だ。

だが、僕との出会いは‥

目つきの悪い男としてだった。

目つきの悪い男が‥一瞬で、一瞬目を離した隙に美少女に変わる。

‥それは、神と信じるしかない‥だろう。

幽霊もいるんだから、神位いてもおかしくない(?)だろう。

(と、まあ脱線したが)

僕は、そのやたら話好きで物知りな神に、梛のことを聞くことにしたのだ。

説明は、懇切丁寧でやたら細かく、そして‥難しかったが、何とか梛の性質‥卦は分かった。

「艮」

 それが、梛の卦であるらしい。

 つまり、山

 山の様にどっしりしてるってことかな? なんにせよ、火だとか水みたいに分かりやすい気配じゃない。

 因みに、乾(天)であるらしい天音ちゃんの卦も雰囲気とかじゃか分からなかった。

 自分の卦が「艮」だと知った梛は、凄く不満な顔をして

「かっこよくない‥! 」

 って言っていた。

 こういうところは、子供っぽいなって思った。



 そんなことを思い出していると、ふと

 天音の顔とあの「幽霊」の顔が被った。

 ‥え? どういうこと?

 なんであの二人、‥そっくりなんだ?

 偶然かな‥。

 でも‥

 あんなに似てるって‥ありえなくない??



 幸い、他の人は(何故だか)気付いていないようだ。

 髪の毛の長さだとか、表情だとか

 確かに、全然違うところがまず前面にでる。

 そういうことじゃなくって‥。目だ

 あの、機能していない、目。

 幽霊も神も同じ霊体だから、‥って話かもしれないけど、‥幽霊やなんかの知り合いがいないから確かめようはないんだけど‥。

 でも、あの二人は、きっと関りがある。

 それは間違いはないだろう。



だけど、これは僕の胸の中に収めておくだけにした方がよさそうだ。‥なんとなくそう思った。

特に‥柳さんには、知られない方がいい気がする。

 僕はまだ、柳さんを完全に信用出来ていないんだ‥。

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