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Long long ago の2番手

作者: 降井田むさし

『ずっと昔』

そういう意味の、英語。

それが『Long long ago』だ。


中学生の頃、英語の教科書に出てきた。

簡単な英語に、分類されるのだろう。


agoをアゴと読む。

または、アゴに変換する。

それは、子供がやりそうなことだ。


『長い長いアゴ』

longは、『長い』と普通に訳してる。

なのに、agoは響きを採用している。


僕たち、しゃくれ人間としては、ダメな訳しだ。

いじられることを、考えてしまうから。




中学の英語の授業後、やはり現れた。

『ロングロングあごー』といじる人物が。


しかし、僕ではなかった。

ターゲットは、僕ではなかった。


女子のクラスメイトが1番手。

僕は、2番手ということになった。


その女子が、明るくてお喋りなタイプの女子で。

僕にも普通に、話しかけてくれるタイプの女子で。


イジりやすいタイプの女子で。

向かいのホームから、僕のことを大声で呼んでくるほどの人で。



かなり、助かったという気持ちがある。

一番イジられたくないのが、アゴだから。


でも、イジられ覚悟していたから。

しっかり構えていたから。

少し寂しかった。


しゃくれ具合が、中途半端。

AB型の奇行が、漏れ出していた。

しゃくれよりも目立つ、奇行。

2番手に甘んじた理由は、それだろう。


ずっと昔の[Long long ago]のアゴの話。

噛み砕いてお届けしました。

アゴだけに。

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