第51話 獄炎の葬儀屋
会場中央で上を見上げている粟川
2人の遺体はすでに骨だけになっていた。
それ程、粟川の放った獄炎の威力は凄まじかった。
観客も粟川に釘付けである。
山畑『流石、殺し屋の異名を持つだけの選手ですね!! 凄まじい獄炎です!!』
粟川は山畑の方を向く。
粟川『誰が殺し屋だと!? 俺は実験体葬儀屋(イビル·アンダーテイカー)だ!! 2度と殺し屋と間違うな...!!』
山畑はその粟川の眼孔にビクッと体が固まる。
山畑『申し訳ありません...訂正致します!! 粟川選手!! ではそろそろ第2試合に移りたいのでそのまま相手が来るまでお待ち下さい。』
粟川『もう試合は始まってるぞ!!』
山畑『えっ!?』
すると頭上から巨大な大分型ロボットが粟川目掛け突っ込んで来た。
粟川はそれを2つの剣で受け止める。
牛場『神の裁きなり!! 貴様は今宵散ると見えておるぞ!!』
粟川『戯れ言を抜かすなよ!! 頭上から不意打ちとは神もさぞかし卑劣な悪魔だな!!』
そう言うと粟川は剣を握り締めた。
粟川『蒼炎の裁き"蜂窩織炎" 散り失せろ!!』
粟川の斬撃は蒼い炎を纏いロボットの胴体を貫く様に放たれる。
大仏ロボットは中央にドォオンと轟音を立てながら倒れた。
牛場『おっとっと!! 神に牙を剥く野蛮な奴は成敗せねばな!!』
山畑『突然始まってしまったDブロック 第2回戦ですが、序盤から凄い展開です!! ロボット 対 葬儀屋の戦い一体どうなるんでしょうか!?』
粟川は更にもう片方の剣を振り抜く。
粟川『紅炎の裁き"紅炎地獄(プロミネンス·インフェルノ)"!!』
獄炎を大仏ロボットに向けて放つ。
その灼熱は会場の温度を上昇させる程熱い。
大仏ロボットは間一髪で浮上し危機回避。
そして粟川に方向転換すると額からレーザーを放つ。
牛場『滅せよ"阿修羅光芒"!!』
粟川も瞬時にそれを回避する。
レーザーが当たった場所はエグれ溶け始めた。
粟川『全てを焼き払う光線か...遅いな!!』
粟川は直ぐに大仏ロボット目掛け灼熱業火の連撃!!
大仏ロボットも始めは回避していたが、軌道が分からないその業火に呑まれる。
牛場『厄介だ!! 空中では避け切れぬ!!』
そう言うと地上に着陸し、粟川の業火を喰らいながらも突進。
牛場『六曜仏滅"宵闇桜"』
禍々しい波動を込めたパンチを粟川に放つ。
粟川も避け切れずその反動で吹っ飛ばされたと誰しもが思ったが、
否!!
無表情のまま両方の剣でそれを食い止める。
粟川『だから遅いんだよ...お遊びか!?』
そう言うと大仏ロボットを弾き返し剣を後ろに構え溜める様に獄炎を繰り出す。
粟川『全てを紅蓮に包み地獄に還そう!! 紅蓮極式 "炎死(デス·ボルケーノ)"!!』
先ほどよりも巨大な獄炎が大仏ロボットを溶かす。




