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実験体戦記~EVIL FIGHT~  作者: Painwind
実験体戦記~実験体ロワイヤル編~
5/55

第4話 実験体

眩し光が下原(モトハラ)の目を塞ぐ


下原(モトハラ)『眩しっ...』


周りを見ると見たことのない白い部屋(何かの施設の一室)のベッドの上に寝ていた。


『お目覚めかな?』



男が下原(モトハラ)に近付く


下原(モトハラ)が男の方を向くと男は白衣姿に眼鏡をした白髪交じりに禿げかけの小柄な中年男性だった。

男の周りには全身白い防護服に身を包んみ銃を下原(モトハラ)に構える人物が数名いた。


下原(モトハラ)『...おい...アンタは誰だ? 俺は生きてるのか?』



下原(モトハラ)は思っている疑問全てを男に問う。


男は下原(モトハラ)をじっくり見渡し微笑みながら答えた。


男『私の名前は西丸(ニシマル)


西丸(ニシマル)下原(モトハラ)に続けてこう答えた。


西丸(ニシマル)『キミは生きているがキミではない。 実験体としてこの世に再び誕生したとでも言っておこうか。』


下原(モトハラ)は暗闇で言われた実験体として生きるのが本当だったのだとこの時改めて痛快させられた。


下原(モトハラ)『実験体?って一体何? 俺の体にはどんな事をしたんだよ?』


西丸(ニシマル)は淡々と下原(モトハラ)の問いに答える。


西丸(ニシマル)『簡単なことだよ。 キミの体にちょっとした細工をしただけ...簡単なね。 後は記憶の一部を消した。』



下原(モトハラ)は自分の体を見た。

特に変わった所は無く、違うのは足が片方義足になっていただけだ。

折れた骨が皮膚を突き破った足は使い物にならなかったのだろう。


下原(モトハラ)『実験体って何だって聞いてるんだよ!!』


すると西丸(ニシマル)


西丸(ニシマル)『キミみたいな人間は生きていても何も役に立たないゴミ同然なんだよ。 ギャンブルで全てを失いどうしようもないクズ...だから私が実験体としてせめて私達の役に立って貰おうとしてね。』


下原(モトハラ)西丸(ニシマル)の言葉に激怒し掴みかかろうとしたが白い防護服の護衛に顔を殴られ、そのまま身動きを取れなくされた。


下原(モトハラ)『クソッタレ...離しやがれ!! 人をゴミ扱いしやがって!!』


西丸(ニシマル)『人? 笑わせないでくれキミはもう人間じゃないんだよ。 そろそろ覚えてくれないかな? 実験体君』


西丸(ニシマル)は手を後ろに回し下原(モトハラ)の周りを笑いながら歩いている。


下原(モトハラ)『お前らの目的を言えっ!!』


下原(モトハラ)西丸(ニシマル)に喧嘩腰に言い放つと西丸(ニシマル)はピタリと足を止めた。


西丸(ニシマル)『キミには2日後に開催される実験体のトーナメント大会『実験体ロワイヤル』に参加してもらう予定。

 そこで、キミの体に埋め込んだ決闘因子を成長させるのが目的。 決闘因子は戦いでしか育たないからそこの所は理解しといてね。』


下原(モトハラ)は全く意味の分からない話に納得出来るわけもなく抵抗する。


下原(モトハラ)『意味分かんねぇに決まってるだろ!! 決闘因子?実験体ロワイヤル? 頭おかしいんじゃねぇかアンタら...?』


西丸(ニシマル)『もしこのロワイヤルで優勝したらキミの願いとキミの成長させた決闘因子と引き換えに人間に戻すって言う内容だったらどうする?』


下原(モトハラ)はその条件に抵抗を止める。


下原(モトハラ)『人間に戻れる...? 願いが叶う?』


西丸(ニシマル)『キミの借金を返済と人間に戻るって条件で参戦しない理由は無いと思うけどね。』


西丸(ニシマル)下原(モトハラ)の前にかが見込み顎を持ち上げる。


下原(モトハラ)『やってやるよ!! このロワイヤル!! 勝ってこんな体おさらばしてやるよ。』


下原(モトハラ)西丸(ニシマル)を睨み付けた。

西丸(ニシマル)はニヤリと笑い


西丸(ニシマル)『その目付きゾクゾクするねぇ!! たまらないよ。』


西丸(ニシマル)はそう言うと立ち上がり護衛の防護服に下原(モトハラ)を牢屋に放り込んでおけと命令し部屋から出ていった。


下原(モトハラ)は防護服の1人に捕まれ部屋の中にある牢屋へと放り込まれた。


防護服『キサマの度胸だけは認めてやる。 ただし余り調子に乗らないことだけ忠告しといてやるよ。』


そう言うと変な紙を牢屋に放り込み部屋から去って行った。


下原(モトハラ)は落ちた紙を拾うとそれには衝撃の内容が書かれていた。



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