第41話 食事
番堂と言う男は今大会でも1番最悪、外道な人物かもしれない。
父親は政治家であり、警察関係者とも繋がりがある。
番堂が犯した罪も全て揉み消して来た。
番堂は産まれ持ってのサイコパスであり、自分より弱い女性や子供を誘拐し監禁を繰り返す。
そして、生きたまま食すと言うカニバリズムであり、遺体を自身の腹に隠していた。
それを知った両親は流石に番堂に失望したが、
無論それが公に出て報道される事はなかった。
番堂はそんな権力を使用して自由気ままにカニバリズムを続けた、父親が何者かに殺されるまでは...
父親がこの世を去ってからは全ての犯行が明るみになり、最悪の殺人鬼、人のする事じゃない悪魔の豚など世間からのバッシングから逃げる様に生きた。
母親は逃げる様に自殺し、番堂はとうとう1人になった。
これも自業自得だと自分で思ったが、その性癖が治ることはなく。
まだ食したいと言う気持ちが上回った。
そんな時に人体実験の噂を聞き、実験体になると罪が許されるのではないかと考え自ら実験体として再び人生を歩む事にしたのだった。
モニターでその試合を見ている粟川
粟川『...哀れな豚め...死んでも償い切れぬその罪を浄化してやろう!!』
そう言うとモニターを消した。
不死原が番堂を貫いた腕を動かそうとしたがピクリとも動かない。
溶接されたかの様に
不死原『あれ!? 動かないぞ...』
番堂『美味しい!! やっぱり堪らないなぁ子供は!!』
そうしている内に、不死原に異変が起こった。
腹を貫いている腕がどんどん枯れる様に筋肉が萎れてガリガリになる。
番堂『僕ちんのお腹の中に入った物はどんどん養分が吸われるんだよ!! そして最後は腐り落ちる!! ムフフフフッ』
不死原は次の瞬間、腐って来た腕を手刀で切り落とした。
不死原『この腕はもういらないや!! 片手で充分だよ!!』
番堂『君の味は覚えたからね!! "脂肪弾丸"』
無数の脂肪の塊が腹から射出され不死原の足下を狙う。
不死原『どこ狙ってんの? そんなの当たらないよ!!』
その瞬間、不死原の背後で番堂の声がした。
番堂『君の足下の脂肪は僕を造り出すんだよ!! 僕に食べられるのを光栄にね"食物大連鎖主役喰"』
不死原は振り向く事も出来ず、番堂に呑み込まれた。
グシャグシャ
番堂『デリシャース!!』
山畑『...こっ...これはっ...不死原選手を番堂選手が食して勝利!! Cブロック 第2回戦決着です!!』
余りの光景に静寂に包まれた。
『...不死原が負けたか...まだ未完成だったか』
そう言うと何者かは暗闇に消えていった。




