第36話 悪魔の少年
その頃、コロシアムでは謎の少年の登場により騒然となっていた。
そして手に持った小田の頭部
少年は無邪気に笑う様に言う。
少年『僕も仲間に入れて欲しいなぁ!!』
そう言うと中央に向けて走ってくる。
山畑も状況を整理出来ていない。
山畑『あ...えっと...小田選手が棄権と言う形になりますが...あの少年は一体?』
すると少年は山畑の方を向く。
少年『僕の名前は不死原!! 実験体としてここで誕生したんだ!!』
何とその少年はここで実験体にされたのではなく実験体として生み出された生物兵器。
普通は実験体は人間に決闘因子を組み込む事で生成するのだが、実験体をそのまま生成するのは不可能なはず。
だがその不可能が今、目の前にいるのだ。
不死原『僕、自身も誰に造られたのか分からないんだ。 ただ人を殺す事だけの実験体なのかも!!』
その発言に観客は引いている。
不死原『今日は相手が実験体だけど殺しちゃうよぉお!!』
笑いながら番堂を見る。
番堂もニヤニヤしながら舌をペロッと出す。
番堂『ムフフフッ!! 子供は大好物なんだよなぁ!! 美味しく食べてあげるよ!!』
不死原は小田の頭部を番堂に投げる。
不死原『これあげる!! 僕のコレクションにしようとしたけど君にプレゼント。 代わりに君の頭部を貰うね!!』
そう言うと子供の様にワクワクしている。
ふと対戦表が目に入った。
不死原『あれ!? 平頭? どこかで聞いたことある名前? 忘れちゃった!!』
控え室で平頭もモニター越しに不死原を見ている。
平頭『なの餓鬼どこかで...思い出そうとすると頭が割れそうだ...!!』
山畑は関係者と何やら相談している。
山畑『えっと...不死原選手の途中参加は上層部から了承を得たらしいので、これからCブロック 第2回戦を行います!!』
不死原『やっほぉおい!! 久しぶりの殺し合い楽しみだぁい!!』
番堂『ムシャクシャ...頭だけじゃ物足りないよぉお!! もっとよこせぇえ!!』
開始のゴングが鳴ってないが番堂が狂った様に不死原に突っ込んで行った。
不死原『さぁいっくよぉ!! "筋肉変化"』
不死原の体はさっきまでの少年の姿ではなく体が巨大な筋肉で覆われた大男の様に変化した。
それをモニター越しに見た平頭は凄まじく頭が割れそうな感覚の中、消されて戻るはずのないあの惨劇の日の記憶が甦ったのだった。
平頭『うおぉおおおおっ!! あいつだ!! あいつのせいで家族や仲間が!!』
平頭は拘束されながらも控え室で暴れ散らかした。




