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実験体戦記~EVIL FIGHT~  作者: Painwind
実験体戦記~実験体ロワイヤル編~
36/55

第35話 無心

目を開けると白い天井が見えた。


眠らされていたのか、頭が重たい。


自分の体を見ると胸には手術後の傷



下原(モトハラ)は自分の体に神浄(シンジョウ)の決闘因子が流れている実感は余り感じられなかった。



周りを見るとさっきまでいた西丸(ニシマル)達の姿がない。

長時間寝ていたのだろうか...?


体の疲労感はさっきよりマシにはなっていたが、倦怠感があった。



神浄(シンジョウ)の決闘因子が混ざる事で一旦どうなるのか下原(モトハラ)も分からない。



その時、声が微かに聞こえた様な気がした。



しかし、誰もいない部屋


下原(モトハラ)は目を閉じて声を辿った。

聞いたことのある声



それは、下原(モトハラ)の脳に直接話しかけてくる。

その瞬間、フラッシュバックするかの様に凄い情報量が脳裏を駆け巡る。



『...ワシの声がお(モトハラ)には聞こえるようじゃの!!』



下原(モトハラ)は声の正体が神浄(シンジョウ)だと直ぐに分かった。


神浄(シンジョウ)『お(モトハラ)と話するのは初めてじゃの!! ワシの決闘因子の一部がワシの魂を一時的にお(モトハラ)の中に呼び寄せてくれたわ!!』



下原(モトハラ)は少し困惑しながら話しかけた。



下原(モトハラ)神浄(シンジョウ)さんは何で負けたんだ!? 最強なんだろ!? そんなにあの赤木(アカギ)って人強かったんですか?』



神浄(シンジョウ)は何も言わない。



神浄(シンジョウ)『心に喋りかけなきゃ会話出来んぞ!! 少しは頭を使わんか!!』



下原(モトハラ)は何故か叱られたが、再度心に喋りかける様に神浄(シンジョウ)に問う。



神浄(シンジョウ)(アカギ)が強かった訳ではない、ワシが老いたただそれだけじゃ...フォッフォッフォ』


下原(モトハラ)はイマイチしっくり来ない。



下原(モトハラ)『じゃあ、俺でもこの大会で優勝出来ますかね...!?』



神浄(シンジョウ)に直球で質問した。

返事は即答



神浄(シンジョウ)『絶対に不可じゃ!! 恐らく次の試合で死亡してサヨナラじゃ!! この実験体ロワイヤルを舐めるでないぞ!!』



神浄(シンジョウ)の一言に下原(モトハラ)も納得する。



下原(モトハラ)『...確かに1回戦でこのザマですから...次は負けますよね...』



神浄(シンジョウ)は暫く無言だった。



そして一言



神浄(シンジョウ)『ワシの決闘因子を授けたのじゃぞ!! 何を情けない事を言っておる!! 今から修行じゃ!!』



下原(モトハラ)『!? しゅ...修行!? どうやって!?』



神浄(シンジョウ)下原(モトハラ)に滅光神拳の全てを脳にビジョンで流した。


その神浄(シンジョウ)の過酷な修行内容に絶句。




下原(モトハラ)『...絶対に無理!! そもそも1日で出来る内容じゃないでしょ!!』



神浄(シンジョウ)は笑う!!



神浄(シンジョウ)『フォッフォッフォ!! 冗談じゃよ!! だが、滅光神拳の基礎を学べばお主に変化が出るじゃろうの!.』



下原(モトハラ)『滅光神拳の基礎!? 筋トレとかですか!?』



神浄(シンジョウ)『体を鍛える事はせんでいい!! 必要な事は"煩悩を無くし無心になる事"!!』


それは煩悩の塊である下原(モトハラ)にとって最大級の過酷な内容だった。







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