第30話 波乱
一体この川下とは何者なんだ。
会場はさっき起こった事が信じられないみたいだ。
大島をアッサリと瞬殺しそのまま何も言わないまま会場を後にした。
山畑も驚きを隠せなかった。
過去も全てが謎に包まれた殺戮兵器
一体誰が何の目的でこのロワイヤルに参加させたのか
控え室にいた他の参加者もモニター越しに注目していた。
平頭『何なんだ...コイツは!?』
平頭は自分と同じブロックにこんな奴がいたのかと困惑。
水井『フッ...ちょっとは楽しめそうじゃない。』
水井は少し微笑む。
小田『このスリリングさゾクゾクしますねぇ!!』
小田は興奮で奏でていた。
粟川『フン...』
粟川は無表情で画面を眺める。
勿論この邪王も暗闇から眺めている。
邪悲田『我には全て見えていだが所詮こんな程度か...』
そして
『...僕もこんな面白い大会があるんなら参加したいなぁ!!』
笑いながら謎の実験体も何処かの部屋から試合を見ている。
そう言うとスキップしながらその部屋から出て行った。
山畑『...衝撃のBブロック 第2回戦でしたが次のCブロックも大波乱の試合になるかもしれません!!』
山畑はそう言うと入場口を指差した。
山畑『さぁどんどん行くぞー!! Cブロック 第1回戦の選手の登場だぁあ!!』
首を囲む様に無数の刃、カンフー姿をした男が巨大中華包丁を持ち入場して来た。
上畑『待ちくたびれたアルヨ~!!』
そう言うと空中に飛び上がり凄まじい回転をしながら中央に着地。
上畑『料理人は時間に厳しいアルヨ!! 覚えとくアルネ!!』
そう山畑を見ながら言った。
水井『うるさい蝿が1匹会場を飛んでいるようだな!!』
漆黒のマントを広げながら今大会初の女性実験体水井が現れた。
水井『哀れな蝿は私の視界から消えろ!!』
水井は上畑を見ながら言った。
上畑『誰が蝿アルカ!? この失礼な娘は今宵の材料決定アル!!』
水井『せいぜいほざいてろ!! 醜いその姿を2度と晒せなくしてやる!!』
山畑『両者バチバチのままCブロック開戦でーす!!』
波乱のCブロック 第1回戦のゴングが鳴った。
この試合、大波乱間違いなし!!




